2013年04月16日

日本の「クオリティカー」

  大手の自動車投稿サイトなどで「日本車と違って×××だ」とか「日本車並みに×××だ」といった「偏見」に満ちたコメントをよく見かける。「レイシスト」が日本車に乗る「人々」を軽蔑してるだけなら別にいいのだが、本気で日本車が輸入車よりポテンシャルが低いと思っているのだとしたら可哀相なことだと思う。そんな人々は「マツダのロードスターに匹敵するクルマは世界中のメーカーにある」とか「レクサスLSより豪華な量販車も世界中にある」とか「日産GT-Rよりフェラーリの方が速い」と思っているのではないだろうか?

  世界のほとんどの国には、日本の「軽自動車」や「コンパクトカー」のような、商用車としての実用性を重視したクルマがたくさん走っている。日本のヴィッツやマーチに匹敵する欧州車が「セアト」や「ショコダ」といったメーカーで作られている。もちろんそういうクルマは日本に輸入されることはない(ゴルフ・ポロ・ジェッタ・up!を除く)。よって日本に輸入されるクルマというのは普通は一定レベルの水準を超えている「クオリティカー」に限られるのだから、それと比べる日本車も「商用」ではまず使われることのない「クオリティカー」を持ってこないとフェアではない。

  さらに言うと、近年の日本のクオリティカーは海外市場では「無敵」と言えるほどレベルが高く、現地の評価もとても高い。日本車・EU車・韓国車で比べると、北米・中国・オセアニアといった「クオリティカー市場」ではことごとく日本車が「ダブルスコア」でライバルを圧倒している。そもそも同じ水準のクルマを比べたならば、完全に「日本車>ドイツ車」の構図だ。では世界中でライバルを圧倒している日本の「クオリティカー」を紹介したいと思う。

  (1)トヨタ・・・カムリHV・マークX・クラウン・オーリス・86
  (2)ホンダ・・・アコード・オディッセイ・CR-Z
  (3)日産・・・スカイライン・フーガ・シーマ・ティアナ・フェアレディZ
(4)マツダ・・・アテンザ・アクセラ・ロードスター
  (5)スバル・・・レガシィ・インプレッサ・BRZ
(6)レクサス・・・LS・GS・IS・HS・CT

  日本の輸入車オーナーは現行のこれらのクルマに乗らないで、カローラやプリウスを「日本車」として判断しているように思う。カローラからBMW3に乗り換えれば当然に「目からウロコ」だろうが、上記の日本車へ乗り換えてもそれと同等以上の感動が得られる。おそらく上記の日本車が到達できないレベルの魅力を持った輸入車は軽く1000万円を超えてしまうだろう。それくらいにこの「日本のクオリティカー」のレベルは高い(コスパも含めて)。「商用」にも使われる小型車・エコカーや「特殊用途」のミニバン・SUVを合わせた「全体」からみれば、これらのクオリティカーの販売量はかなり少ない。それでも最近では月に3000台以上売れるモデルも複数あるので、これらのクルマたちが再評価されてきていると思う。輸入車を凌駕するモデルだから、当然ながら輸入車からの乗り換えも目立つようだ。逆にこれらのクルマに納得して乗っているユーザーが「ゴルフ」に乗り換えることはまず無いと思う(それくらいにいいクルマだ)。

↓この手の本は「クルマのポジション」をしっかり分けて比較する必要があると思います。国内外の「クオリティカー」だけでこの本を作ったら、日本車が上位評価を独占するのでは・・・。


  
posted by のっち at 04:04| Comment(4) | 全メーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
のっちさん、こんばんは。

確かに日本車が嫌いなのは日本人だけ、なんてのは
笑えないジョークであったりしますね。

しかしライバルを圧倒すると言われる上記各車も、例えばスモールオーバーラップに対応していなかったり、サイドドアビームを輸出用と使い分けてみたり、5人乗りを謳いながらリア真ん中席のヘッドレストが無かったり。
(一部です)

要はコストカットを至上とし、無節操とも言える輸入車のデザインアイコンの換骨奪胎。メーカーが輸入車コンプレックスに凝り固まっているのに選ぶ理由がありません。
(一部です)
ISの主査でさえインタビューでやっと3強ドイツ車に肩を並べた、なんて宣うくらいです。もう超えたって堂々と言えばいいのに。

日本車がクオリティカー足り得るのは、「輸出された」日本車だけです。

例えばCLAはスモールオーバーラップに対応している数少ない車ですが、カタログのどこにもそんなことは出てきません。ボルボV40も同様です。それが現在求められている安全性能のデフォルトだからで、敢えて声高に言う必要もないんです。それが社是、ブランドのコアバリューに繋がっていて、それを消費者がただ選択した結果ではないでしょうか。
国産車は書いてないものは「無い」んです。
だって書いてないんですからと言わんばかりのお粗末さで、日常生活を営む上で最も致死率の高い乗車という行為を軽視しているというか、「視」ているのかも疑問です。
特に○与太が保証するのは法定速度内での安全性能だけで、それはただ単に必要十分なだけであって、そこに魅力が生まれるまさに「余地」「エクストラ」は無いような気がするのです。

日本車を擁護し、輸入車を「信仰」する情報弱者を敵対視する人もいるにはいますが、上記の車(一部です)を所有する満足感はスペック以上のものは無いと個人的には感じています。

ブランドの価値の一つは「約束」です。選択することで得られる一定以上の価値です。国産車にはそれが著しく欠けているモノが多すぎます。

すいません、反応してしまいました(笑)

Posted by yatsume at 2013年04月16日 22:56
yatsumeさんこんにちは。

今回も「熱い」コメント頂きまして本当にありがとうございます。(yatsumeさんのおかげでブログの信用度も上がってると思います)

今回の記事は、yatsumeさんのようにクルマが好きで「輸入車」を愛好する方々を揶揄するものでは「決して」ないです〜。


輸入車のレビューを読んでると、軽々しく「国産車並みに〜」と慣用句のように使ってくる輩にちょっとイラっとしたもので・・・

そもそも「国産車並みに〜」って幅が広すぎて全く分かりませんよね。おそらくプリウスかカローラでしょうけど・・・。

もちろん国産車全てを擁護はできないですが、「リスト」の日本車に関しては「実力十分」だと思っています。(yatsumeさんに申し上げるのは恐れ多いですが・・・)


・・・ここは「保守系」ブログなので「がつん」といかせて貰います。

私も以前は日本車はダメだと思っていた時期もありました。しかしいろいろな文献を企業研究の傍ら読むのですが、その中で日本車メーカーの本質は「妥協」と「意地」の二面性だと思うようになりました。

「妥協」といっても100万円ほどで納入される4ナンバー車にとっては、ある程度は必要なものです。

GT-Rの水野和敏さんのように「意地」でクルマを作る人もたくさんいます。(先日「意地」張って日産を辞めたそうですが)

三菱のEV開発者の吉田裕明さんは親会社のメルセデスから「とんでもない」仕打ちを受けながらも「意地」で開発を続けました。

そういう話を読んだ後だと、三菱のターボを使って「ランエボもどき」を作って、「オリジナルアイデンティティ」だとほざくメルセデスなんてポリシーのかけらもない「クソメーカー」に思えてきます。

余談ですが、日産の開発陣に言わせれば、メルセデスの2Lターボエンジンは日産車に載せるには酷すぎる「ダメエンジン」だそうで、スカイライン・フェアレディZへの搭載に大反対しているのだとか・・・。

BMWもトヨタの軽量化技術を使ってFF車を作り、今のマツダみたいなクルマを将来的には作ってくると言われています。

日本メーカーの開発者に輸入車コンプレックスが無いとはいいませんが、スカイライン・アテンザ・アコード・オディッセイ・シビック・インプレッサどれを取ってもドイツ車の「真似」ではなく、ドイツ車を「凌駕」することを目指したクルマです。

日本メーカーはBMWやメルセデスなど簡単にコピーできますが、VWはカムリやシビックをコピーすることはできません。なぜならVWの儲けの哲学(コストカットの哲学?)に反するからです。だからパサートやゴルフは絶対に北米市場では勝てません。

日本メーカーがドイツメーカーより世界で支持されるのは、本質的に「正しい」からです。GT-RやLSを持ち出すまでもなく、アメリカ市場で40%という異常な数字を占める日本メーカー車にはドイツ車にはない「孤高のポリシー」があります。




「スモールオーバーラップ」って去年にスズキ「キザシ」とかが盛り上がったやつだったと思います。

これに関してはトヨタ・メルセデス・アウディが「大炎上」でした。

一方でアコード・スカイライン・ティアナ・レガシィが「デフォルト」で対応していて、既存モデルに関しては日本車の「圧倒的」な優越性を示したと思います(少なくともドイツメーカーよりはマシです)。

旧型ISは古いアルテッツァのPHなので「失格」でしたが、今回は全面的に新しくなったので、強調したかったようです(トヨタは全滅だったので「強調」しなければいけない事情も)。

アテンザやアコードも日本仕様は対応するのか?ってことですよね。
みんなで文句言えば、今後はやらざるを得なくなるのではと思います。

だけど日本車だけを叩くのはアンフェアだと思います。CクラスやA4も「失格」だったですし・・・。
単にボルボとホンダとスズキが偉いという話だと思います。




正直言って、スモールオーバーラップなんて気にせずに記事書いてました。もうちょっと多角的な視点を持って、納得してもらえるようなものを書いていきたいと思います。

また気になることがありましたら、気軽に「熱い」コメントを頂ければありがたいです。(あくまでブログの演出なのでご理解頂ければ幸いです。気分を害する点も多々あったかと思いますが、ほんとうに申し訳ありません。お許しください・・・)

Posted by のっち at 2013年04月17日 09:20

のっちさん、こんばんは!

真摯にレスコメ頂けて嬉しいです。
確かに妥協と意地、ですか、分かる気がします。
その意地がブランドの価値や戦略と乖離しすぎている気がしますね。

車種によって力の入れ具合が如実に違ったりするのは見ていて違和感を感じるくらいです。

「国産」に比べて云々、なんて提灯記事は私も嫌悪するところでして、先日ある雑誌を読んでいてもそのメーカーの広報からの情報提供が少ないことをその記事(オッサン四人が1つの車種を「多角的に(笑)」批評する企画)で不満点として取り上げているくせに、その上で国産車との違いとドイツ車との違いを薄い視点で並べ立て、結局は日本では売れない、みたいな小学生みたいな予想で終わった記事を見つけて愕然としました。

気分を害するなんてとんでもないです!
一部の国産車にフォーカスしてそれを敷衍し
一括りにして断罪する輩は確かにイラっとします。
今後とも国産車輸入車問わず、色々教えてくださいね!
Posted by yatsume at 2013年04月17日 23:37
yatsumeさん こんにちは

たしかに乖離しちゃってますよね。
マツダもスバルも300万円のクルマで「意地」張ってますから、ファン(限りなくマニア)は喜びますが、経営は傾きますよね・・・。
それにお金持ちから見たら「安すぎる」のがネックだと思います。
今後はMBやBMWに近づいていく方針だそうですが・・・。

評論家は読者にとって「わかりやすく」するために、「国産車」という表現で片付けてしまうようですね。
商用車と同じ設計のクルマを持ち出して、輸入車と比べても意味ないので、「国産クオリティカー」という表現を使ってほしいです(レビューが成立しないかもしれませんが)。

新型ISはかなり「意地」になって作っているようなので、yatsumeさんにも納得してもらえるのではと思います。
今年はさらに新型スカイラインと新型レジェンドも出るそうなので、日本のクオリティカー市場はこれからが「熱い」ので期待したいです。
Posted by のっち at 2013年04月18日 22:10
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