吉祥寺は「住みたい街・第1位」だかなんだか知りませんが、駅前の商業施設は慢性的に駐車場が不足していて、日中は近隣の幹線道路はすべて大渋滞なので、クルマ好きにとっては絶対に住んではいけない街です。クルマ好きならば、「お台場」「目黒」「多摩センター」あたりが道路事情も良く理想の街でしょうか。
さて30代の為のデートカーですが、軽自動車やコンパクトカーではちょっと世界観が合わなくなってきて、思い通りのデートが演出できないので楽しめないです。この段階になると、無難にドイツ車などに乗り換える方が多くなるようですが、新車で買うとやや高額になるので、中古車で間に合わせるのが賢明らしく、1シリーズなら150万円〜、3シリーズなら250万円〜でまだまだ新車保障の切れていない良好なタマが買えるようです。これくらいの価格ならデート(余暇)の為のクルマとして投資しても、十分に元がとれそうな気がします。
ただこれらはお手軽だけあって、ドイツ車としては最低限のレベルのデートカーなのかなという気がします。安いだけあってそれなりにリスクがあります。行楽地の駐車場で6シリーズに乗った若いカップルにでも鉢合わせしたら、せっかくの楽しいデート気分が吹っ飛んで台無しになってしまうかもしれません。以前に八ヶ岳アウトレットで6シリーズに乗ったヤンチャ&ギャルなカップルを見かけたことがあります。自分がもし3シリーズにでも乗っていたら、せっかくの清里のペンション利用のドライブデートが台無しになるとこでした。
ということで、ドイツ車をデートカーとして用立てるよりも、国産車の上級モデルの方が断然に賢明ではないかと個人的には思っています。たとえ6シリーズに遭遇しても中古で150万円で買えるVC36スカイラインクーペなら、何の心配もないはずです。王道スペシャリティカーとして世界的な評価を勝ち得た、文句無しの「日本代表」と言えるVC36スカクーならば、BMW640の直6ツインターボよりも高出力かつ洗練された静かなエンジンなので、「遅いし、曲がんないし、止まんないし、ブヒブヒうるせーんだよ!雑魚が!」と心の中で呟いておけば、楽しいドライブが問題なく続けられます。
さて絶対王者のVC36スカクーですが、来年でいよいよ引退を迎えます。さすがに型落ちともなると「デートカー・日本代表」の座も他に移りそうです。さて後継車はどんなクルマになるのでしょうか? 来年登場するVC37スカイラインクーペ(インフィニティQ60)も楽しみですが、他のメーカーからも楽しみなクルマが登場するようです。レクサスからは「新型IS」とそのクーペ版で来年登場予定の「RC」が期待できます。どちらも価格が高めなのがネックですが・・・。
もっとリーズナブルなものとしては、来年FMCを迎えるスバル・レガシィが完全「プレミアム」仕様にイメチェンすると言われています。どうやら北米市場向けの戦略モデルのようで、「プレミアム」仕様ということは2ドアの設定も予想されます。これは一足先に北米向けプレミアム路線に転換したマツダ・アテンザも同様で、来年には前後してレガシィクーペとアテンザクーペが日本市場にも登場する可能性があります。
「スカクー」「レガクー」「アテクー」に「RC」と、もし来年一斉に出て来たら、自動車業界騒然の大事件になりますね。価格面と扱いやすいスペックでリードするであろう、レガクーとアテクーに人気が集中してしまうのかな・・・。これはこれで日本のクルマ文化にとっては、あまり良い展開ではないかもしれないですね。個人的にはもっとゴージャスな日本車があってもいいと思うので。