2014年05月28日

トヨタ300万円クラスの実力は十分にスゴいから、もうプレミアムカーは要りません。

  アメリカでは自動車の価格帯はひとまず「2万ドル」に収束する価格で、各メーカーが競いあっています。アメリカ人は計算が苦手という話を良く聞きますが、買う側にとっては比較検討しやすく、予算も立て易くてとてもよさそうです。2万ドルでひとまず、マスタングもカマロもカムリもアテンザもレガシィもゴルフもパサートも買えてしまいます。ホンダなどはこの価格帯前後にメインの「アコード」「シビック」「CR-V」の3車種を重点的に配置していて、この3車種でグローバル販売の6割を稼ぎ出してします。

  この商習慣もグローバル車の増加で、日本にも根付いてきたようで、日本ではどうやらこれに相当する価格が「300万円」になっているようです。本体価格が「300万円」に近ければ近いほど売れる傾向にあるようで、これより価格が高過ぎたり、低すぎたりすると人気が出ません(もちろん例外はありますが)。

  もはや市場全体の販売の4割が軽自動車ですから、普通車が「安さ」を武器にしたところで得るものは無くなりつつあるようです。そして今のトレンドは「普通車」を本気で売るならば、300万円払ってでも買いたい!と思わせる「何か」がしっかり用意できるかどうかがとても重要になっているようです。

  トヨタは従来から「価格 − 利益=コスト」という見積もりを行っていることが知られています。コスト管理に関しては業界でも最高レベルという自負があるからこそ、価格を先に決めて利益を引いた「残り」(=コスト)で、どんなクルマでも作れてしまうということです。これまではプリウスを発売直後に緊急値下げするなど、「価格」に一定の振り幅があったのですが、現在では「300万円」という定点から始まるため、「残り」をフル動員してより質感の高いクルマ作りへと移行しています。

  近年の代表作であるアルファード/ヴェルファイア、カムリHV、ハリアーといった300万円のクルマが立て続けに成功を収めているのは妥当な結果だと思います。大手のトヨタに倣って日本メーカー、といっても「日産」「ホンダ」「スバル」「マツダ」の4社だけですが、もまた300万円をターゲットに自慢の技術を盛り込んで必死で対抗しています。

  結論を先に言ってしまえば、現在のところこの価格帯(300万円)で売られる日本メーカー車はどれもほぼ完璧と言っていいほどの高いレベルにあるので、クルマ自体に興味があり気に入ったものであればそれを買っておいて絶対に損はないはずです。「アテンザ」「CX5」「レガシィ」「フォレスター」「ティアナ」「エクストレイル」「オデッセイ」とりあえずどれもハズレはないです。

  ニューモデルマガジンXという雑誌が毎号さまざまなクルマを評価していますが、最近ではどのクルマも「日本車」は大抵は★3つの評価です。アテンザだろうがエクストレイルだろうが同じです。もう評価なんてやってられないと半ばあきれたようなコメントが並び、読んでいる側もなんだか「大人の事情」がわかってしまって、完全に「評価」を放棄してしまっているのでどうもつまらない企画になっています。どう読み取るかは個人の判断ですが、国産に関しては★3つの評価以外には無いように感じます。それに対してややマイナーな輸入車になると評価が跳ね上がって★4つといった評価になったりします。


  彼らはこの記事を通じて何が発信したいのか?とりあえず「どのクルマもキレイに収まり過ぎてて何か気に入らない」と言いたいようです。まあ各々のコメントにしてもそのようなことを言っているケースが多いです。300万円クラスの日本車が世界でも最高水準に乗り心地がよくて、使い勝手もよいということは解りきっていてそのためにハードルが高いというのもあるでしょうけど、そういうクルマ作りを「小さくまとまっている」と批判して、叛旗を翻すことが仕事という考えもあるのでしょうけど。

  お金を払って読む側としてはなんとも迷惑な話です。なにも言う事がないならば、100万円台の低価格か600万円以上の高級車限定で語ったらどうでしょうか?800万円くらいするメルセデスの乗り心地が日本車の300万円クラスに負けている!なんていうコメントは絶対にしないでしょうけどね。レクサス以外で日本車300万円クラスをあらゆる面で上回っているクルマがあったら教えてほしいものです。

  
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posted by のっち at 13:31| Comment(4) | トヨタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
のっちさん、こんばんは!

いや〜、意外と考えると難しいですね!
300万クラスの日本車に対抗できる2万ドル、
せいぜい3万ドルクラスの輸入車ですよね?

しかもあらゆる面となると・・・
ないんじゃないですか(笑)

総合点で勝てそうなのは、といっても
「アテンザ」「CX5」「レガシィ」
「フォレスター」「ティアナ」「エクストレイル」
「オデッセイ」にだと仮定すると。

無いな。

ちょっと思い浮かんだのだけコメントすると
フォーカスSTとアバルト595あたりなら
価格はギリいけますかね。

300万クラスの日本車に乗るよりかは
「笑顔」の加点!でどうでしょうか(笑)

人それぞれ満足する部分が違うでしょうし、
その評価項目にはバイアスがかかるから
結果違ってきちゃいますもんね。

あ、メガーヌRSもいいですか・・・。

車好きのバイアスかかりすぎですね。

私が人に勧めるなら「アテンザ」と「ティアナ」
この2つなら外れ無しだと思います。


Posted by yatsume at 2014年05月28日 22:12
yatsumeさんこんにちは
コメントありがとうございます。

いや別に同価格の輸入車と比較してってことではないんですよ。
ちょっと調子にのってしまった部分もあるんですけど、
善良な日本のユーザーに向けて、
それほどクルマ好きでもないのに無理してドイツブランドなんて選ぶ必要ないですよ!
って気持ちで書いてみました。

とりあえずトヨタ300万円クラスとその競合車なら、
どれでも十分にいいクルマだし、
それこそ1000万円を超える欧州車を持ってきても、
無駄な性能があれこれ余計に付いているだけで、
一般の人には何の意味も成さないと思うのです。

yatsumeさんクラスの中毒者の多くは、
もはや国産ではレクサスくらいしか心動かされない(失礼)、
末期的症状に陥っているかもしれないですけど、
私のような経験値が乏しい人間からみれば、
トヨタ300万円クラスはどれもこれも「感動」に溢れていて、
それはBMW3とかアウディA4よりも深い!かな?って思うんですよね。
Posted by CARDRIVEGOGO at 2014年05月29日 22:27
のっちさん、こんばんは!

あ、そうでしたか・・・
別に価格は近似じゃなくてよかったんですね。

確かにドイツ車のDセグ(SUV含む)で
上記7車種を超えるのは難しいでしょうね。
特に価格を考えると、わざわざドイツ車を選ぶのは良識ある消費者とは
到底言えないような気もします。
3シリやA4あたりはどこが気に入って買うんでしょうね。
アウディも最近はとんと目新しさがなくなって
はっきり言えば飽きました。
ほかに選ぶのが無いからそれにしてるだけ、ってんならそれはそれで剛毅ですが。

ただ新しいCクラスにはちょっと期待してます。

末期症状(笑)ですかね〜。
最近はアメリカ車かイタフラ車しか
食指が動かなくなってきて、
いよいよ「外し」のテクを覚えた似非オサレ上級者のようです。

出来ればまだまだ尖がった車に乗り続けたいですもんです。
4Cとか機会があれば乗ってみたいですね。
Posted by yatsume at 2014年05月29日 22:52
yatsumeさんこんにちは
コメントありがとうございます。

yatsumeさんは「似非」じゃなくて十分に「ガチ」だと思いますよ。コメント頂くたびに「オシャレ=論理武装」なんだなって感心してます。

尊敬するクルマ上級者を「末期症状」呼ばわりしちゃって申し訳ないです。
ただイメージとしてはランエボとかGT-R乗ってた人が、メルセデスA180に乗ったら、なんだこのポンコツは!?って感じると思うんですよね。
もしシトロエンC5に乗ってた人がランフラット装備のBMWに乗り変えたら満足できないんじゃないかな?
って完全に余計な心配事ではありますが・・・。

4Cが発売されたら一体どれくらいの「重症患者」が飛び付くか?とても関心があります(もちろん売れてほしいです)。
このクルマ基準で見たら4座で1200kgの86なんてただの「小型乗用車」でしかないですね。
車重も魅力ですが、1.75Lのショートストロークエンジンを持ってくる点も素晴らしいですね。マツダも頭下げてこのエンジンをロードスターに使わせてもらったら良いのにと思います。
Posted by CARDRIVEGOGO at 2014年05月30日 22:25
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