ミニバンの設計にはセオリーってもんがなかなか確立されてないです。トヨタは自社のクルマを型に嵌めるのがあまりすきじゃないですから、アルファードはアルファード、シエンタはシエンタで、まるで別方向に突き進んでいます。それなりにユーザーにアピールするポイントをしっかり盛り込んでいてとても売りやすそうですけど、ツッコミどころも同時にたくさんあるんですよね。
結局のところミニバンの設計は20世紀からの名残のままで、ワンボックスカーをそのまま仕立て直しているだけのモデルが実に多いです!!!7人だか8人が乗り込めればそれでいい・・・ってことはないですけども、「全方位」という設計は最初から「無理」だと放棄している!!!ミニバンにポルシェみたいな走りをするユニットは載せちゃだめ!!!って誰が決めたの!?
「高級ミニバン」を名乗るならば、エアロダイナミクスの改善は不可欠ですね。セダンなんてもともとCD値が良いにきまっているんだから、高級ミニバンでこそそれを応用することが必要です。しかし多くのミニバンは開発段階でそれを投げ出している。さらに「居住性」と「走行性能」を両立させることは不可能ではない!!!要はどんな技術を使って両立させるのか!?これをメーカーが基礎研究の中でどれだけわかっているかがポイントなんじゃないの!?
元々オデッセイとはそういうクルマでした。BMWのような走りをするピープルムーバー。今ではBMWがピープルムーバー作りを頑張りはじめているので、決して「夢のクルマ」でもなんでもないです。VWとかプジョーとかが日本でなんとかミニバン市場に食い込もうとしてますが、彼らが雇う御用ライターがなんともお粗末さまで、「日本のミニバンには無い走り!!!」とかやたらと胡散臭いコピーを垂れ流しているわけですよ。MPV、エスティマ、オデッセイの存在を無視して書く神経がよくわかりません。
さて高級ミニバンですが500万円くらい払うならばさ、いろいろな部分が最適化された、オールマイティなクルマを目指してほしいですよね!!!そりゃもちろんカンペキなんて無理ですけども、あらゆる状況でできるだけ多くのライバルを軽くなぎ倒す総合力ナンバー1のミニバン!!!それが現時点でかなり高いレベルで実現しているのがオデッセイHVなんですよ!!!
は?バカ言ってんじゃねー。アクア並の燃費でアルファード並の居住性のクルマなんてあるわけねーだろ!!!そんなクルマあったら今頃バカ売れしてるだろ!!!まずはそんな「キレキレ」のクルマを作ったら市場をボコボコにしかねない、そんなKYなクルマを作る勇気があるメーカーなんてないよ〜!!!まあ普通に考えたらそうですよね・・・。それこそ30km/L以上のモード燃費じゃないと免税になりません!!!くらいに制度が変わらない限りはミニバンは出てこないだろ・・・って思ってましたよ。だって今のままで十分に儲かるからさ!!!
しかし世の中には一風変わったメーカーがありまして、ミニバンだろうがフルサイズセダンだろうがモード燃費30km/Lを真剣にねらってくるんですよ。マ○ダやス○ルはとにかくカーメディアのウケはいいみたいですけど、やっぱり本当にすごいことをやってくるのはやっぱりホンダ。オデッセイHVはジワジワとクルマの常識を変えつつあります。
「どのメーカーが最強ですか?」と聞かれたらなら、破壊力に関してはやっぱりホンダ!!! アメリカで1970年代に制定されたマスキー法っていう激ヤバな排ガス規制を軽く乗り越えたのもホンダでした。直後にマツダも続きましたが、どうやら軽く不正をした模様(笑)。燃料に細工してスーパーハイオクを使ったんだとか・・・。昔ってメチャクチャだな。
ホンダが、オデッセイHVとアコードHVとNSX(HV)の3台で世界の高級車市場を制覇する。ちょっと前までは冷ややかな意見の人が多かったですけど、ホンダが「スポーツHV」と声高らかに主張するだけあって直4HVもV6HVもとにかく「のり味自慢」です。ホンダなら「Vテックがいい」という人もまだまだ多いとは思いますけど、「街乗り良し」「長距離良し」「居住性良し」「ドライビングフィール良し」・・・全方向に妥協無く進化したホンダの上級HVモデルは、トヨタのHVを踏み越えてまだ見ぬブルーオーシャンへ飛び出していけるでしょうか!? 軽自動車N-ワンよりも燃費が良いくらいのホンダの上級車種3台!!!価格は輸入車よりも割高なんだから当然だろ!!!「BMWの汚ウルサイだけの安っぽいDEムーバーは道を開けろ〜!!!オデッセイHV様がお通りだ!!!大気が汚れるから日本の道を通るんじゃね〜!!!」
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