2016年03月10日

スズキ・イグニスは・・・何かやってくれそうな予感がします

  スズキから「イグニス」という新型コンパクトSUVが発売されました。手頃な価格であれこれ納得してもらえるクルマ作りを追求したら・・・こんなクルマになりました!という開発者の試行錯誤の痕をトレースするだけでも楽しめそうな新機軸?新感覚?のクルマだと思います。最近の若者はクルマを欲しがらない。生まれた時からすでに家にクルマがあるのが当たり前の世代だからクルマに特別な想いがない!なんて分析されてますけども、「暇」と「カネ」が転がり込んでくればとりあえず買うとは思いますけどね。

  ユーザー側の変化ばかりが注目されてますけども、「作る側」にもそれなりの問題があると思うのです。例えば「機械式腕時計」を選ぶときに、誰でも気にするのが「文字盤のデザイン」や「ムーブメントの美しさ」だったりします。「GS(セイコー)」「IWC」「パネライ」「ゼニス」「ロンジン」など、時計本来の「機械美」を持つブランドに数十万円を投じてしまいたくなるのは、数千円で買える腕時計が見せる「醜悪さ」を一切出さない仕事ぶりに感動できるからです。クルマもやはり同じじゃないかと思うのです。

  どこのブランドがというわけではないですが、600万円もするのにデザイン的に重要な部位の質感がどうも腑に落ちない・・・機械としての美しさに欠けている!などがっかりさせられる高級車が実に多いです。パワートレーンだって「並み」のもので、内装も量産モード全開のありきたりな内張りとシート生地、それでも「プレミアムブランド」というだけで結構な価格がする。もう勘弁してくれ〜・・・。一方で200万円のクルマを見ても、やはり価格なりの設計だなとがっかりさせられます。作る側の論理で「目一杯工夫してアイディアを散りばめました」と言われても、明らかに他のメーカーと同じサプライヤーだなと感じるパーツが次々と目に入ってくる・・・。

  なにも1台1台ハンドメイドで、絶えず仕様を変えながら生産しろ!なんて無茶なことを言っているわけではなくて、開発者やデザイナーが安易な「パクリ」ではなく、頭をかきかきして考えた痕さえ見れればそれでいいんです。素人でも考えつくような「使い古された」アイディアが目立った瞬間に、このクルマの開発者は妥協したな・・・って感じてしまう。そういうクルマは絶対に失敗する!とは言いませんけども、それで良しとするメーカーの悪い文化はすぐにそのブランドを曇らせるでしょう。なんでVWとアウディの周辺には淀んだ雰囲気があるのか・・・それは例のディーゼルの問題以前に、何も興奮させないフルモデルチェンジを「是」としている判断に問題があるように思います。

  まあ何が言いたいかというと、スズキのクルマはなかなか「いい仕事」じゃないの?ってことです。クルマを「買わない」潜在ユーザーと真剣に向き合ってますね。 買わないヤツらを動かすには「感動」させるしかない。 ・・・最近のスズキ車は乗りにいくと少なからずビックリしますね。100万円台のクルマになんでこんなに装備が付けられるんだろう? クルマに詳しくない人でも、とりあえずシートヒーターで迎えられれば・・・いきなり度肝を抜かれますよね。ここはレクサスなの?と錯覚するかも・・・しかもそのシートヒーターが「標準装備」で付いてくると聞いて再びビックリ!!!。新型プリウスや今をときめくマツダの各車だってシートヒーターは限られたグレードにしか付かないです。しかもベースグレードからだとオプションで選べなかったりするので、乗り出しで300万円オーバーするモデルじゃないとシートヒーターはゲットできないです。

  スズキは小型車が専門なので、車格によるオーラみたいなものは期待できないですが、その小さな車体の限られた範囲の中とはいえ、デザイナーが目一杯の表現をしようとしているのがいいですね! イグニスに限らず、ハスラーもアルトもソリオも良かった。・・・開発者もデザイナーもそれぞれの仕事を全うしているのが感じられる!それだけに残念だなと思うのが、「スズキ」という何とも垢抜けない社名をそのまま「ブランド名」にしていること。こればっかりはポリシーの問題なので社外の一般人があれこれ口出しすべき事ではないのは重々承知しているのですが、「S」マークというだけで家族から却下されてしまうファンが結構いるのも事実です。

  完全に余計なお世話ですが、いっそのこと「カプチーノ」(「ジムニー」でもいいかな)とかいう普通車専門ブランドを立ち上げてみてはどうでしょうか(商標権はあるでしょうから)。"カプチーノ"スイスポ "カプチーノ"キザシ なんだか売り上げがにわかに倍増しそうな響きがしますね・・・。が、しかしホンダ、ベンツ、フェラーリ、ランボルギーニは創業者の名前で続いているのに、なんでスズキだけ変えなきゃいかんの?ナメるなよ!!!と怒られてしまいそうですが・・・。

  もしスズキが他とは違う自動車メーカーであることを自認して、ユーザーから所有してよかった!と感謝されるクルマを提供し続ける覚悟があるならば、いち早く「プラットフォーム」戦略に目覚めるのもいいのではないか?という気がします。この10年あまりで日本人の生活の中には、幾多のプラットフォーム・サービスが入り込んできました。例えば「グーグル」「アップル」による情報デバイスの占有だったり、「楽天」や「アマゾン」といった巨大通販サイトへの依存だったりするわけですが、日本人の消費行動がそれらの企業が提供するサービスへと向いたのは、それらが生活の質的向上を保証するコンテンツを提供して、自らのプラットフォームへと集客したからです。

  もしスズキが「カプチーノ」というプラットフォームを使って、これまでにないサービスを提供することで、これまでとは全く違う次元の集客を行うことも可能です。例えば・・・浜松近郊にあるスズキの広大な敷地を使ってモータースポーツイベントでも開いてみてはどうでしょうか? 今も86やロードスターのようなスポーツカーではメーカーが後援するワンメークレースが開かれたりしていますが、スズキのテストコースを開放して、"カプチーノ"ブランドのオーナーしか参加できない走行会で、非日常な走りをしてもらうのもいいかもしれません。全国各地に点在するサーキットは、ガチなクルマが多くてハードルが高いと感じている人も多いでしょうから、ビギナーを中心に潜在的な需要は相当にあると思います。走ってるクルマが全部"カプチーノ"車なら気兼ねしないというのもあるかも・・・。

  やはりユーザーがブランドに対して忠誠心を持つようになるためには、そのクルマを所有して「人生が変わった」と思えるか?が大事ではないかと・・・。「イグニス」買ってみました!手頃な価格でよく走る・・・という満足感さえ得てもらえばそれでいい!という時代ではなくなってきています。クルマを持つだけで年間50万円くらいのコストがかかるわけですから、後から発生する「毎年50万円」をユーザーが気持ちよく負担できる仕組みを作れるか?がポイントだと思います。カーライフ全体をオーガナイズする「プラットフォーム」ならば、サーキットやクローズド・コースを確保して走行会を開くだけでなく、風光明媚なドライブコースの向こう側に位置する保養地に、なかなかオシャレな宿泊所を建てたり、あるいは一流のサービスを提供できるホテル産業と提携するとか・・・。

  すでにレクサスがコンシェルジュ・サービスを通じてこういった内容を主にセレブ向けに展開してますが、誰もがレクサスのこだわる「格」に準じたホテルやレストランを使いたいわけではないです。コンシェルジェ・サービスなんてセレブの為のもの・・・というイメージがこれまではありましたが、これこそがまさしくもの凄い勢いでユーザーを取り込んでいる「プラットフォーム・サービス」の本質ともいえると思います。つまりユーザーのわがままを聞いてくれるサービスです。月に1度でもいいから「わがままを何でも聞いてくれる人」が居てくれたらそれだけで人生はかなり楽しくなりますよね? 「イグニス」が日本で想定しているユーザー層は、「アクティブな若者」だそうですけども、彼らこそまさに「SNS」などのプラットフォーム・ビジネスを散々に使い倒してきた人々ですから、レクサスの顧客などよりも早く「サービス」の価値が浸透すると思うのですけどね・・・。(内容が散らかっていてごめんなさい)

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posted by のっち at 02:10| Comment(0) | スズキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月24日

スズキ「オーセンティックス」は足回りスカスカなのか?

  スズキが上海モーターショーで発表した新型Cセグセダン「オーセンティックス」は艶やかなデザインが大きな話題になっている。従来のスズキ車からは想像もつかないほどに「洗練」されていて(スズキの4ドアクーペです!)、メーカーのエースデザイナー(スイスポ担当者)が直接担当したのだとか。そもそもいつからスズキはこういう方向性に「目覚めて」いたのだろうか? 最初からやる気があるなら日本向けにさっさと作ったらいいと思うのだが・・・。スズキというメーカーは、マツダやスバルのような「頑固」な面があって、いるいろな「武勇伝」ももっている「武闘派」として知られる。なにより鈴木修会長による「ワンマン経営」で決断力が日本の他のメーカーと比べて段違いに早い。「辣腕」の鈴木会長は、いまや自動車業界には少なくなった日本人のカリスマ実業家でまさに現役の「本田宗一郎」と言える。

  ちょっと話がそれたが、従来のスズキはマツダやスバルとは違って、より「与し易い」市場を狙って独自の戦略で成長を続けている。簡単にいうと「インド」や「東欧」に根を張った「小型車製造」に特化したメーカーだといえる。進出当時のインドの「タタ」やルーマニアの「ダチア」はトヨタや日産と比べたら相当に戦い易い相手だったと思う。同時に有力な「日系バイクメーカー」としてもこれらの地域で大きな利益を挙げていて、「シナジー効果」の高い戦略を取ってきた。そんなスズキが突然に、いまや世界一華やかな中国のモーターショーで一番目立つコンセプトモデルを出してきて、アウディやBMWに「宣戦布告」をしてくるなんて誰が予想しただろうか?

  この「オーセンティックス」はどういう戦略の元に作られたのだろうか? 真っ先に思い浮かんだのが、日産「シルフィ」のコンセプトをパクったもので、シルフィと同じく中国市場に殴り込みを掛ける戦略だ。去年日本にも投入された「シルフィ」は主に中国市場を目指して作られたモデルだと言われている。Cセグにもかかわらず大きめの車体(スカイラインと同等)を乗せ、内装も日産の高級車に準じた仕上げになっていて、非常に満足度は高い。しかし足回りだけが「ブルーバードシルフィ」そのままのトーションビームを使っていて、200万円をかなり超えるくらいの価格のクルマにしては「案外」な気もする。実はこの手法は中国に進出しているPSAなどが盛んに行っているもので、たとえばプジョー407の後継車は日本・欧州では「508」となっているが、中国では新たに「408」というモデルが現地生産されている。この「408」は車体の大きさだけは「407」譲りのサイズになっているが、足回りは大幅にコストダウンが行われDWB&マルチリンクが使われていた407に対し、408はストラット&トーションビームに変更されている(シトロエンと共通の車台か?)。

  ちょっと長くなったが、「オーセンティックス」はこの中国で流行のミドルサイズセダン市場に参入する為のクルマと考えるのが妥当に思う。おそらくライバル車の「シルフィ」と同じ足回り(スイフトなどと共用できる)を使ってくる気がする。ただ中国に強力な販路を持たないスズキが専用の新型車を用意して「切り込んで」いくとは考えにくい。実際に「キザシ」というセダンを作って北米市場に参入を図ったが、仇敵のGMに行く手を遮られて現在では北米からの完全撤退に追い込まれつつある。鈴木会長は同じ失敗を繰り返すような経営者にはとても見えない。よってリスクが高い中国のみの投入ではなくて、欧州や日本でも同時に販売するつもりなのではないかと思う。このデザインだけがやたらと立派で、中身が物足りない「中国向けセダン」で日本市場のクラウンやアテンザを撃墜することができるのだろうか? 「シルフィ」が売れてないことで、日本のクルマファンのレベルの高さは相当なものだと証明されたが、果たしてこのカッコいいスズキの「オーセンティックス」が発売されたら、日本のユーザーは飛び付くのだろうか? 


↓GMやメルセデスに喧嘩を売った「男」です。世界第10位の自動車メーカーを切り盛りする「辣腕」とこの「表情」のギャップが人を動かすのでしょうか?



  
posted by のっち at 03:17| Comment(0) | スズキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月14日

スズキ・スイフトスポーツ

SUZUKI スイフトスポーツ6MT (2010年モデル)
データ・・・全長×全幅×全高 3890×1695×1510mm
      車両重量      1050kg
      最高出力      136ps(100kw)/6900rpm
      最大トルク    16.3kg・m(160N・m)/4400rpm
   パワーウェイトレシオ 8kg/ps
燃料消費率(10/15モード走行) 15.6km/L


購入・・・新車乗り出し 約200万円(本体168万円) / 中古車(5年落ち5万km走行) 約80万円
一番の悩みどころは色。白・黒・銀・赤・青・黄の6色です。1年くらいは悩んじゃいそうですが、結論は「スポーツカーの主張」で黄かな。カスタムパーツもいろいろありそうだし、シトロエンDS3のようなルーフの塗り分けも相当ハマるデザイン。国産の全車種のなかでも一番個性が出せそうです。予算に余裕があれば内装もきっちり仕上げてスペシャリティカー仕様にしたい。DS3やミニの異文化でチグハグな世界感を借用するより、国産モデルで自分のイメージを実現して走らせることがとても心地よいです。スイスポの良さを理解してくれない女性はおそらく頭の中が「バブル世代」。別れたほうがよさそうです。また個人的にフラッグシップモデルが大好きなのでそこもポイント高いです。

カタルシス・・・巷ではスイスポのライバルと噂されるBMW1シリーズ。最近は日本各所で増殖中です。それでもスイスポのパフォーマンスは「走りのブランド」BMW1を立ち上がりの加速で完全に寄せ付けない軽快さ。BMW1の8速ATのマニュアルモードなんてMTからしてみたら反応も鈍く完全にオモチャ。そもそもBMWなんて世界のSUZUKIから見ればニ輪も四輪も販売台数でぜんぜん足元にも及ばない三流メーカーだ。その程度の販売台数実績でスイスポに勝とうなんて100年早い。日本市場にスイスポがいる限り、Fordフォーカス・GMシボレーソニック・ルノー日産メガーヌ・FIATクライスラーイプシロンといった名だたる「走りのハッチバック」だってシェアを確保できないだろう。トヨタオーリスだって惨敗だ。
posted by のっち at 05:20| Comment(0) | スズキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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