2013年04月08日

現行レガシィB4が売れない理由とは・・・

  国内主要メーカーのフラッグシップセダンで、一番の低価格の設定になっているのが、スバル・レガシィB4なのですが、このクルマがいまいち売れていないようです。ちょっと失礼ですが、実車を見ればなんとなく不人気の理由が分かります。日産の現行フーガも同様ですが、レガシィB4はスタイルに問題があると思います。簡単に言うと「車高が高過ぎる」からだと思います。「4ドアクーペ」が流行し、アテンザやスカイライン、マークXも1440mm程度の高さに抑えられているのに、レガシィB4(1505mm)やフーガ(1510mm)はどう見てもキャビンが膨らみ過ぎていてスタイルが美しくないです。

  そもそも「フラッグシップセダン」はそのデザインで納得させられるものでなければいけないと思います。フロントやリアの形状を見るとホンダの先代インスパイアにどこか似ていて個々のデザインは悪くないですが、車体の伸びやかさでインスパイアより一回り小さいレガシィB4は負けてしまっている印象です。もちろん日本には多くのメーカーが乱立している「自動車大国」なので、デザインの優劣はどうしても付いてしまうのですが、Dセグメントセダンなんて所詮は「見栄」で買うものなので、デザインで勝てないなら作らない方がましかもしれません。

  レガシィB4の欠点はエクステリアだけでなくインテリアもかなり疑問です。2009年にレガシィがFMCし、2011年にインプレッサがFMCだったのですが、この2台の内装が大きく違っていて、新しいインプレッサの方が明らかに好評だろうなと思います。インプに力を入れて現在の大ヒットにつながっていますが、レガシィのお客をかなり吸収している部分も大きいと思います。トヨタの場合はCセグ(インプ)とDセグ(レガシィ)の間に大きな差を設けていて、販売チャンネルも違ったりするのでCセグがDセグのシェアを喰うということは起きにくいようです。スバルと似たようなラインナップのマツダの場合は、今のところは「アテンザ」が圧倒的な存在感を放っていますが、北米・欧州・オセアニアでのアクセラ人気を受けて、次期アクセラが相当の「力作」になるようで、スバルと同じような状況になるかもしれません。

  レガシィの「個性」はスバルのトップグレードらしく「全グレード4WD」で特異な存在になっています。しかも2.5LのNAでカタログ燃費が14km/Lと排気量の割には数字自体はかなり優秀です(実燃費は10km/Lくらい?)。それでもデフォルトで「4WD=燃費が悪い」というイメージがあるようで、もっと4WDの良さが分かるようなプロモーションをしていかないと、アウディにどんどん食い込まれてしまう気がします。スバルは新型WRXコンセプトでひと味違ったデザインを披露してきましたが、次期レガシィもこのコンセプトで新しい「B4」が来年にでも出てくれば、かなり売れると思います(日本投入はないとの噂もありますが・・・)。
posted by のっち at 13:30| Comment(4) | スバル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月06日

インプレッサは好調すぎてHVをキャンセル?

  スバルの判断なのか、親会社のトヨタの判断なのかはわかりませんが、どうやらインプレッサの主力モデルのスポーツハッチとG4へのハイブリッド搭載の話は無くなったようです。現行のインプレッサが異例の大ヒットとなっていて、HVを投入しても売上における弾力性に乏しいという判断から当然なのかなという気もします。もしかしたら去年の今頃は「HVモデルありますか?」の問い合わせの多さに開発を急いだものの、今年に入ってからはそんな声がかなり少なくなっているのかもしれません。

  トヨタとしても、好調のインプにHVが載ってしまったら、プリウスの市場を一気に食尽すのでは?という感じで戦々恐々としていて、さりげなくスバルに「アドバイス」したのでしょうか。実際のところはトヨタグループの計画はもっと「建設的」なものかもしれません。世界のSUV市場でライバルになっている日産(デュアリス・ジューク)やマツダ(CX-5)とドイツ勢への「先制攻撃」としてインプレッサXVにHVモデルを投入するという結論になったように思います。日産の新型デュアリスは欧州での大ヒットモデルですが、その牙城を崩すとともにトヨタの宿願だった「HVの欧州での普及」に拍車を掛けようという狙いもあるような気がします。

  さらに別の狙いとして、AWDのHVの高性能化をこれ以上トヨタで開発するのも面倒なので、そういうハードルの高いことは「ドMの中島飛行機(スバル)にやらせるのが一番だ」という判断もあるのかもしれません。リアをモーターで駆動するAWDのHVはレクサスRXですでに実用化されていますが、市場の反応はいまいちのようです。現在では三菱アウトランダーが登場し、かなり影が薄くなりつつあります。さらにはホンダが開発に全力を注いでいるということで、トヨタとしては自社でもやってはいるのでしょうが、開発スピードをアップさせるために、スバルを巻き込んでいるような気がします。トヨタのホンダへの攻撃は熾烈を極めていますが、今後も新型フィットHVには、燃費で徹底抗戦できるモデルをすでに用意しているのだとか・・・。ホンダの新型CR-Vの登場の前に、次世代の4WDのHVを用意しておきたいといったところでしょうか。

  とにかくスバルが開発を引き継ぐことになったようですが、巷では「ベストカー」の飛ばし記事のせいで、スバルがかなり苦戦しているという印象がばらまかれてますね。実際はもうとっくに完成していてライバルの動きを見て、最終的な仕様を決定するための時間稼ぎなのかなという気がします。おそらく欧州での目標となる新型デュアリスを徹底マークしていて、その詳細が明らかになるのを待ってからの発売になるような気がします。トヨタの「徹底マーク」戦術とスバルの技術&ブランドが合わされば、他社のSUV開発者は戦々恐々ですね・・・。
  

↓このクルマはパッケージングもとても良いと思うのですが、「インプレッサ」じゃなくてもいいんじゃ?という気がします。「スカイラインクロスオーバー」の微妙な感じがヒシヒシと伝わってきます・・・。

posted by のっち at 20:42| Comment(0) | スバル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月19日

インプレッサは欧州ハッチバックを軽く凌ぐ

  スバルの売上が昨年比で70%も増えていて、しかも売れているのはKカーではなくインプレッサだ。それにしても70%増って明らかに去年に大問題起こしているメーカーでしかあり得ないような好業績で、これを「アイサイト」だけで説明するのは無理があるのではと思う。去年のスバルが大問題を抱えていたということはないが、去年のスバルと今年のスバルの大きな違いは「去年までのスバルは愛されすぎていた」ということだと思う。ちょっと失礼な表現だが「クルマオタクのためのメーカー」のイメージが強烈すぎて、一般人が近づけないほどに「男臭い」イメージが憑いてまわっていた。

  デートにスバル車を乗っていったら、もうそれだけでアウトでした。そもそもSTIのモデルはブルーの一色のみ展開なのが大問題で、これに乗りたい人にはまったく選択の権利が無かった(お金掛けて塗装すれば別ですが・・・)のに、それを知らない一般の人からは「スバル乗りはなんて個性がないんだ・・・」と呆れられたものでした(BMWだって白ばっかりじゃないか〜)。内装の古臭さも国産メーカーでは群を抜いていて、まるでプラモデルの中に乗っているような落ち着かない車内でした。

  しかし2011年の暮れに発売された4代目インプレッサ(GP)はこれらのネガを一気に解消して「新しいスバル」の方向性を示す画期的なクルマだった。「デートに使えるスバル車」というまさに「夢のクルマ」として生まれ変わった。内装はライバルのマツダ車のものを徹底的にパクった(アテンザのものに似ている)。外装も「小さな子供の絵」みたいなコミカルなヘッドライトをプレミアムブランドとしても通用するようなデザインに変更し、サイドにもプレスラインを克明に描き、質感を大幅に向上させた。ハッチバックに加えレガシィを彷彿とさせるセダンのG4も設定し、こちらのデザインもデビューとは思えないほどの完成度の高さだった。そしてなによりクラス最安値の設定でアクセラ・オーリス・ギャランフォルティスよりもお買い得という強烈なパッケージでの発売になった。

  それでも長年のスバルに対する偏見を解消するには、およそ1年を要したが、なんと現在では月販5千台を超えるCセグメント車にしては異例の大ヒット車となった。エコカー・コンパクトカー・ミニバンばかりが並ぶランキングに久しぶりにCセグのクオリティカーが上位に名前を連ねた。トーションビームを使わないクルマがトップ10入りをするのはいつ以来のことだろうか?

  インプレッサが大ヒットしたことは日本のクルマ市場にとって大きな意味がある。VWゴルフに代表される欧州ハッチバック車は足回りとダウンサイジングターボ、DCT(2ペダルMT)がウケて拡大していたが、インプの販売が伸びるにつれてゴルフYの販売が相当落ち込んだことだ。インプレッサは次々と殺到している欧州ハッチバックへの防波堤として今年も売れ続けてくれるだろうが、早く三菱・マツダ・日産・トヨタからも素晴らしい対抗モデルを出して日本車のシェアを守ってほしいと思う。
posted by のっち at 02:29| Comment(0) | スバル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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