2016年04月01日

マツダ・ロードスターにRHT登場・・・価格次第では大ヒットの予感も。

  ニューヨークMSでNDロードスターが見事にワールドCOTYとデザイン賞の2冠に輝きました!・・・と思ったら今月のニューモデルマガジンXでは、NDロードスターを評して「マツダはオープンカーというものをかなり勘違いしている。」というなかなかユニークな自説を展開してます。彼らの主張が徹底的に間違っているとは思わないですけども、日本メーカーは欧州メーカーに比べれば文化や経験が圧倒的に足りない!といった「決まり文句」をしばしば振りかざすのに、日本のカーメディアだけは世界のあらゆるカーメディアより優れた「偉大なる賢者」であるかのような物言いなんですよね(こいつらの経験値は∞なのか?)。なんでだろう・・・日本の大学出たくらいで「それなりの」知識人だと勘違いしちゃってる、スゲー痛過ぎる「典型的日本人」像が脳裏に浮かびます。

  世界のカーメディアはロードスターにさしたる異論を差し挟むこともなく、かなりの進化を遂げたと評判のアウディA4を押えてロードスターが「ワールドカー」を受賞しました。まあ確かに・・・日本の50~60歳代のジジイが乗るにはみっともないクルマですよ。まさかとは思いますが、自分が乗る事を想定して「マツダはオープンカーというものをかなり勘違いしている。」というコメントならば・・・勘違いしているのはオメーの方だ。このクルマはアメリカで女性や若者が気軽にカーライフを楽しむためのクルマですよ。たった2万5000米ドルで2L自然吸気で元気に走るオープン2シーターが買える!というだけで大歓迎なんですけどね。何が気に入らないのかわからないですけども、まるでロードスターにメルセデスSLやフェラーリ・カリフォルニアに対抗しろ!とでも言いたげな論調でした。

  そんなロードスターにいよいよRHT版が登場しました。もしかしたら、ニューモデルマガジンXもRHT版を見たら、先ほどの暴言を撤回するかもしれないですね。ポルシェブランドから発売されても違和感ないくらいのグッドルッキン・デザインですよ!これはどんなネガキャンがあってもデザインに一目惚れしてまっしぐらの人には聞こえないくらいですね。日本でも発売されれば、想像以上に反響はデカくなりそう!・・・といっても先代のRHTが中古車市場でそこそこ積み重なってますから、5万キロ走行くらいならばMT車でも100万円以下で手に入りますから、よほどの潔癖性でも無い限りは、今更に「RHTを待ってました!」という実感はないかもしれません。先代ロードスターの販売末期はほとんどがRHTだったそうで、マツダとしてはいち早く日本市場に投入したいようですが、さてどうなるでしょうか?

  個人的な悩みでもあるんですが、最近のクルマにいまいち真剣になれないんですよね。次々出てくるクルマの「良し悪し」はもちろん自分の中のリトル自分がきっちりと判定を下してくれますが、その多くはマーケティングそのものがあまりにも「セオリー過ぎ」な気がします。ド素人が予想する通りのクルマを各メーカーが揃えていく・・・そういうのって結局は何も面白くないです。BMWとメルセデスがブランドイメージをかなぐり捨ててでもファミリーカーのラインナップを幾重にも構築してますけども、こうなってしまうと、この両者の対応するライバル関係でいちいち萌えたりしません。例えば・・・X1もGLAもあまりにも「ショボい」ので誰にもお勧めできないです。

  新型モデルはどれもこれも内装に関するの「ソフトウェアの部分」で惹き付けて売りきってしまおう!としてます。もはやクルマを売っているのではなくて、インテリアを売っているといった方がいい。定番の3erとCクラスの対峙ももはや何の感動も起こらないですね。乗り出し300万円でいいよ!というならどちらも適正価格だとは思いますけども、今月号のニューモデルマガジンXさんでも言及されてますけど、「Cクラスや3er買うくらいなら、アテンザの方がずっといい!」はガチです。特にマツダが頑張っている「遮音性」や「操安性」といったハードな部分に関してはCクラスも3erはことごとく酷いです。Cクラスは内装だけで日本のセダン市場でクラウンに次いで2位という好調な販売を記録しているようですけど・・・。

  Cクラスや3erよりもイイ!と言われたアテンザにしても、なんだか「マーケティング通り」過ぎて意外性の乏しさにはやや閉口させられます。もちろん乗り出し350万円で理想的なクルーズカー「25S・Lパケ」が手に入る!という素晴らしい選択肢はこれからもぜひ残して欲しいですし、多くの人にオススメできるだけの高い「満足度」はもちろんあるのですが、同時になんだか余計な「社会性」をも身につけてしまった感じで、いざ購入をシュミレーションしてみるとなんだか気が重いのです。

  スイスポやデミオでもなく、アクセラやインプレッサでもなく・・・。もっと自由で「とんがった」クルマがあってもいいかなと。乗り味やクルマの味付けの好みなどを無視すれば、「BRZ」「WRX S4」「レヴォーグ」を揃えるスバルこそが、この鬱屈した気持ちを最も理解してくれていると思います。しかし・・・一度マツダを試して心酔して「即決購入」して以来でしょうか、どうも他のメーカー車に対して評価が厳しくなってしまいました。スバルも何度か乗せてもらっているんですけども、個人的にはマツダとは全く違いますし、日産(スカイライン)、フォード(マスタング)、スズキ(スイスポ)よりもずっと違和感があります。

  それは一体どれくらいなのか?無理やり当てはめれば「ミニ・クーパーS」とか「ボルボV40T4」とかと同レベルですね・・・あくまで私の基準です。悪くはないのだけど、ゾクゾクした心地までは達しないです。ちなみに3er、1er、Cクラス、Aクラスはもっと酷かった・・・これらのベースモデルでは、ハンドリングやらブレーキやらが不思議とギクシャクしていて、何やらアシもフニャフニャで、もはやトヨタかホンダのファミリーカー並みに「とんがり」を感じなかった!これはとっても「不自由」なクルマだと思います。

  マツダにとっても他人事ではなく、型にハマったデミオ・アクセラ・アテンザ、なにもかもが不自由なSUVのシリーズ(NVHをなんとかしよう!)。乗り味こそなかなかですけど、ちょっとな〜・・・。このやたらと重苦しいラインナップを打破するためにも、アクセラをベースにして2ドアでも仕立てたら?なんてず〜っと思ってました。確かに4ドアや5ドアだからこそ光る「魂動」デザインなのかもしれません。そしてこれが2ドアだったら「頑張り過ぎ」感でちゃうのかな〜・・・。「魂動」が市販車となってまもなく4年が経過しますが、これまで2ドアになる姿に想像を膨らませ続けてきた「マツダ・ロマンチスト」に対して、今回やっと一定の回答が提示されました。ロードスターRHT・・・これはとてもナチュラルです!買いかぶり過ぎかもしれないですが、パッと出の「違和感」などほとんど感じさせてない!ポルシェでいうところの「タルガトップ」みたいなモデルがマツダにこれまでもずっとあったかのような「自然」な登場の仕方に驚きましたよ!

  可動ルーフの分だけ車重が重くなるので、当然に2Lエンジンを載せて日本でも発売されそうですが、問題はやっぱり価格ですかね。2L搭載のフル装備というだけで330万円くらい。それにRHTが付くならば360~370万円くらいになるのは不回避でしょう。「アテンザXD・Lパケ」と同等の価格ですか・・・。だったら「25S・Lパケ」でとりあえず快適な居住空間を選択したくなりますね。それでも!!!「86/BRZ」「フェアレディZ」「スカクー」「CR-Z」「スイスポ」「WRX S4」などなど・・・「自由の翼」を感じさせるクルマ=「スペシャルティカー」はまだまだ日本にはたくさんラインナップされてますけども、NDロードスターRHTは、それらを乗り越えて「日本のスペシャルティカー」をより高いところへと導いてくれるような「ひらめき」が眩しいくらいです。市販モデルに期待したいです。

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posted by のっち at 23:07| Comment(0) | マツダ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月30日

マツダについての雑感・・・

  このブログでは「お手頃な価格の国産車がいかに素晴らしいか?」を語っていきたいと思っていたんですが、なんだか最近の日本車・日本メーカーには違和感ばっかりが先行して戸惑っています。私の理解力があまりにも低過ぎるのかもしれないですが、ちょっとした自信を持った日本車メーカーの「これくらいやっとけばいいでしょ」的なクルマはなんだかとても「痛々しく」見えてしまうのです。最近の動きを見ていると一番マトモにクルマ作りをやっている印象のメーカーはスズキですね。もうモデルサイクルは長いですが、相変わらずスイフトは日本車の「屋台骨」といえる存在で、小型車としては世界最高レベルですし、それに加えて新たに登場した「アルト」シリーズがとってもいいですね。従来の82万円という軽自動車最低価格をさらに突き抜ける「70万円〜」という嬉しい価格設定がされていますし、最上級グレードの「アルトターボRS」なんてコペンよりも100kg以上も軽くて、最大トルクも上回ってますから相当に速いと思います。このたった「120万円」のクルマでもへなちょこなA180やゴルフ・ハイラインといったドイツ車を軽く追っかけ回す実力はありそうです。「スズキだけは若者目線でいいクルマ作ってくれている!」と大声で宣伝してあげたいですね。

  さてその他の日本車メーカーはどうもダメです。言葉が悪いですが、どれもこれも「ジジ・ババ向け」にばかり設計されていて、デザインやコンセプトがなにかとダサいです。「レヴォーグ」も「S4」も「コペン」も「ロードスター」も「デミオ」も「アクセラ」も「レクサスIS」も「レクサスRC」も「S660」も・・・本気で心の底から若者が「カッコいい」と思うにはあまりにも無理があります。あまりこういうことは言うべきではないですが、どのモデルもそれなりの価格なのに、見た瞬間に「ショボい」と却下したくなります。とりあえずどんなシチュエーションであっても自分が買う(使う)所がまったく想像できません。はっきり言ってこれらのクルマに乗って近所のスーパーですら行きたくないですし、これらのクルマを買うぐらいなら「アルトターボRS」にしておきます。

  「スポーツカーなんて興味ないです。」「最近のトヨタとかマツダとかスバルとか本質的に何かを勘違いしてないですか?」なんて完全に上から目線ですけども、今後はこんな「ラディカル」な意見をあれこれとぶっこんでいきたいです。 スズキを除くメーカーは「SUV」?「スポーツカー」?といった枠組みのなかであれこれと売れそうなクルマを自信満々に送り込んでいますが、やはりまずはそのメーカーの「基幹モデル」でもっともっと頑張るべきではないですかね。マツダのディーラーには定期的に用事があるので伺うのですが、最近ではSUVばかりを売るブランドになりつつあるようです。ショールームにならぶ最近のモデルを眺めても、一昔前のマツダに比べると「愛情不足」というのが、現行モデルへの率直な印象です。徹底したコスト管理は日本車としての「たしなみ」なのでしょうが、なにより残念なのはマツダの生命線とも言える「アイデンティティ」の欠如したデザインだったり、「ディーゼルはスポーティ」と言い切るなんだかとても危うい感じのプロモーション文句がまったくしっくり来ないです・・・。

  しかしそれでも「やっぱりマツダ車がほしい!」と思わせてくれる魅力は、フラッグシップのアテンザに限っては十分に宿ってはいます。たとえブランド全般的に「愛情不足」と感じてもなお、マツダが描く世界観はほかのどのブランドよりも「心地よく」受け入れられますし、マツダがこれまで培ってきた「走りを仕上げるこだわり」は、乗る人(ファン)にとっては他のブランドを受け付けなくなるくらいの中毒性が今もなお「確か」にあります。「スカイアクティブ」だかなんだかで煙にまいたイメージを展開していますが、どれだけクルマとブランドのイメージをアウディみたいな洗練されたものに変えようとも、「走り」に関して従来から持っている「美点」だけはこれからも失ってほしくないです。

  街中でふと初代アクセラの芸術的で非常に格調高い「欧州スタイル」のリアコンビライトを見かけると、当時(2000年代初頭)のマツダの燃えたぎる情熱を今でも強く感じます。「良いクルマを作りたい!」という想いは現在のマツダの中にも当然に溢れているでしょうが、どうも最近のモデルはディーゼル技術にあぐらをかいてしまって「進化が止まっている」かのような印象すら受けます。「ここ数年のマツダはいいよね!」とか安易にホザいてらっしゃる「クルマ音痴のみなさん」に対して多少なりとも苛立ちを感じているのかな?という自覚もありますが、やはり「こんなクルマづくりでは欧州車を抜き去ることなんてできない!」という現実的なマツダへの想いが非常に大きいですね。もうディーゼルがメインだから、これまでマツダが誇ってきた「レスポンス」「ブレーキ」「ハンドリング」のどれもが、全く違う意味合いのものになってしまったわけですが、どのクルマに乗っても以前のマツダ車の「楽しさ」には遠く及ばない・・・という現実に苛まれます。

  そんな悪い予感はだんだん現実になってきていて、欧州メディアが早くも「MAZDA6」「MAZDA3」に対して叛旗を翻しつつあります。カーグラフィック4月号誌上「マツダ特集」では渡辺慎太郎氏によって「アクセラはゴルフ&プジョー308に勝てない!」という烙印を押されてしまいました。プジョー308の新機軸はことごとく素晴らしく、またVWとマツダではクルマを進化させるスピードが違うのでゴルフとアクセラの差は広がり、どう考えても「アクセラには勝ち目はない」という結論だそうです。まあ仕方がないことですかね、最近ではアクセラにそれほどの割安感も感じられなくなってますし、アクセラXD(ディーゼル)だとしたら欧州車と比べて完全に価格は逆転してしまいます。

  さらに同じカーグラフィックの特集で、ゴルフ7を買ったとかいう意味不明な「ねーちゃんライター」が、デミオをネチネチと突き回していました。とりあえず叩けばボロがたくさん出ますよってことです。車両価格だけは輸入車並みに高くなっているのに、性能で輸入車を超えてないですよ!ってなんだか嫌味ったらしく、「欧州車>>>>マツダ」を念押ししてくるライターさんが最近とっても多いです。福野礼一郎氏の新刊「クルマ評論2」にもデミオの項目で、「ZF8AT(8HP)>>>マツダ6AT」「BMW2Lデッィーゼルターボ>>>>マツダ2.2Lディーゼルターボ」について盛んに強調されてました。素人目線で恐縮ですが、320dをそこまで褒め称える根拠は何なんでしょうか?という気がしますが、マツダの仕上げもまだまだ「感動」にはほど遠いのも確かですし、そう言われてしまっても仕方ないです。

  欧州メディアからも最新の「VWパサート」が「MAZDA6」をきっちりと上回ってきたよ!めでたい!みたいなノリで非常に残念に扱われています。欧州メーカーでもないのに、欧州の道具である「ディーゼル:」で世界最良だと公言して憚らない「最高にうっとおしい」マツダを、欧州の盟主・VWが見事にバッサリ成敗しましたよ!だから安心して欧州車を買ってくださいね!みたいな「レイシスト」感情もビンビンと伝わってくるのですが、まあアテンザも「あの出来」なのだからそのように言われても仕方がないことです・・・。今回アテンザで行われたMCにはいろいろと期待したのですが、より一層に「プレミアムブランド」を意識したかのようなツマラナイ仕様変更ばかりが進んだだけで、マツダのDNAを体現していたサイドブレーキレバーも廃止になってしまいました。マツダはCX3とロードスターで注目を集めようとしているようですが、やはりブランドの「顔」であるアテンザをもっと素晴らしい立ち位置のクルマに仕上げないことには、マツダのブランド価値はどんどん下がる一方じゃないですかね。まずは「パサート」に完全に勝つためにも、やはり足回りを初代・二代目のものに戻すくらいの気合が必要だと思います。あのフラットな乗り味と繊細なハンドリングをいち早く取り戻してほしいものです。


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posted by のっち at 00:01| Comment(6) | マツダ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月22日

一躍有名になったデミオが早くもフルボッコに・・・

  20日発売の「ドライバー」でデミオをターゲットとした大企画が組まれていましたが・・・どうやら専門誌に言わせるとVWポロやBMWミニと比べれば”まだまだ”と言いたいようです。新型デミオはとりあえずドラムブレーキをやめないことには、「走り」に振った設計を打ち出すことは難しいので、その辺に限界があるクルマだと言えます。マツダはフィーリングを大事にするメーカーで、以前は鋭いレスポンスのアクセルに、ガツンと効くブレーキ載せ、メリハリのあるハンドリングで、ドライビングのリズムを形作っていました。

  それがディーゼルの登場によりレスポンスがやや鈍くなったアクセルに合わせるように、ゆっくりと効きはじめるブレーキに代わり、ハンドリングも重厚感あるものに代わりました。そのトータルのフィーリングがマツダの新たな商品群の肝になっています。ゆえに車体が大型化して、ややしっとりとした乗り味になったデミオは、ブレーキングも以前よりもゆるめになっているようです。このブレーキフィールに合わせることを前提で、ゆったりとした加速フィールを実現するギア設定がされていると思います。

  しかしまず鬼の首と取ったように「ドライバー」誌がデミオの弱点としてぶち上げたのが、やはりブレーキ性能でした。”国産車”はブレーキが最大の弱点!と”決まり文句”を繰り出したつもりでしょうが、このようなまるでプロライターとは思えないほど大味な書き方をするのはバカ雑誌の特徴です。これ見よがしにデカデカと書いてますが、デミオをいくらか上回ったポロもミニもそのブレーキングの絶対的な数値自体は全く大したものではなく、このクラスよりも圧倒的に大型で重量があるマツダ・アテンザに比べれば、足元にも及ばない程度のショボい制動距離です。

  ブレーキングに関しては、グリップタイヤとそのタイヤ幅そして大型キャリパーを装備できる大径ホイールを使用する事が最大のポイントになってくるわけで、今回のブレーキテストでトップになったBMWミニは車両価格でアテンザに匹敵しますから、17インチに205mmでピレリのトップブランドタイヤを使うことができ、これはほぼアテンザと同等の装備と言えます。タイヤとキャリパーサイズが同じスペックならば、もはやBMWはマツダの敵ではなく、ミニもアテンザより250kgも軽いのに関わらず大して良くない制動距離だと言えます。しかしさすがは専門誌と言うべきで、見事な表現力でクルマ音痴の読者を見事に”洗脳”しています。

  マツダの狙い通りというか、デミオXDは高速巡航時の静音性でポロとミニの水準を完全に達成しています。しかも懸念されたアイドリング時の騒音さえも、ポロやミニよりも静かなのにはビックリです。これだけ静かで一般道でも高速でも燃費に関して圧倒しているわけですから、もはや最終結果としてポロやミニが優位という無理矢理過ぎる結論が、なんともバカバカしく感じてしまいます。まあこれが日本のクソなカーメディアってものなのですが・・・。

  そもそも100万円台というベストプライスなクルマを捕まえて、あれこれ文句をつけるという下衆なスタンスが理解できないですね。このクルマを叩く前に500万円くらいで売られているドイツメーカーの”ゴミ”を日本から追い出す勢いで叩く主張を繰り広げるのが先だろうって思います。デミオ程度の制動距離の分際で「走る・止まる・曲る」がしっかりしてるとか言われてる、「カス」なクルマが結構ありますよ。ア◯ディA4とかB◯W3シリーズとか・・・。

  デミオを手放しで誉めてばかりいるのも問題かもしれませんが、代わりに「ドライバー誌」が推奨するクルマがBMWミニというのもいかがなものでしょうか? アクセラXDが買えてしまう価格のBセグ・・・しかも静音性は最悪レベルです。明らかにオーバースペックな1.5Lターボの機動力だけでデミオをねじ伏せているクルマです。なんか違いますよね・・・。もうポロなんてまともに運転したら左足が窮屈すぎてゲロゲロなクルマです。とても長距離で使えるシロモノではなく、子供のお迎えや買い物に使う少々見栄っ張りなバブル世代のお母様向けにしかオススメできないクルマです。確かに女性が運転していればどことなく知性を感じますが・・・。

  手軽に個性を主張できるのがBセグの魅力!と言われてしまうと、ミニでもパンダでもDS3でも好きな“デザイン”のクルマを選ぶことが「是」となります。しかしそこに「HV」やら「ディーゼル」やらを、なんと驚きの100万円台で持ち込んでしまう、日本メーカーの圧倒的な”センスの良さ”は素直に評価されるべきではないでしょうか。市街地走行で約27km/Lを稼ぐフィットHVやアクアに対して、高速走行で約29km/Lを叩き出すデミオXD(しかも軽油!)と国産車Bセグは、ハイオクで17~18km/Lがせいぜいの輸入車(ガソリンターボ)を完全に置き去りにしています。今ではデザインも負けてないですし、乗り味だって悪くないですし、何より衝突安全性においても軒並み国産車が優れていたりします。

  17~18km/LなんてアコードHVやカムリHVでも出せてしまう程度の数字ですし、あえてBセグを買う理由としたら市街地でも高速でも約25km/Lくらい出せるクルマ・・・これがもはや日本メーカーが念頭に置いている開発基準値です。これはおそらく世界のどの国のメーカーも参入できないほどに洗練された数字です。日本が世界に誇る聖域に対して「ハイギアードばかりでなくてもっと楽しいクルマを!」とか言っちゃうアホがたくさんいるのには呆れます。そんなに不満ならば、黙ってロードスターや86でも乗ってろ!と言ってやりたいですね・・・。


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posted by のっち at 05:43| Comment(14) | マツダ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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