2014年03月11日

「アテンザ」と「レガシィ」そして「スカイライン」どれがいいの?

 新型スカイラインの価格設定にしばしば批判が集まっているようです。レクサス、トヨタはHVセダンの価格高騰を抑えるために直4に切り替えるなどの現実策が採りましたが、スカイラインは頑としてV6のHVにこだわりました。トヨタも日産も直4HVではユーザーの選択の範囲を狭めてしまうから、これはこれで良いことなのでしょうけど、伝統モデルの高級車路線には風当たりが強いようです。

クルマの性能はもちろん申し分ないようでこれだけの高性能セダンが、直4HVのレクサスIS300hよりも安いのだから、日産としては「価値の分からないヤツは黙っとけ!」とか逆ギレしそうなレベル。それでもこのクルマのすばらしさは分かる人にはすぐに伝わるようで、発売から3日後の2月末日の段階ですでに4200台受注の快調な滑り出しになったようです。

  とりあえずオーバースペックにするのが大好きな日産。看板モデルのスカイラインだからこそ譲れない部分もあるだろうし、そのスタンスはそれなりにファンに支持されているはずなのだが、どうも今回はその「ポリシー」が十分に理解されていない部分もあるのかも知れません。日産の「机上論」では完璧な設計だったのかもしれないですが、このクルマが北米市場を向いているのは誰の目にも明らかで、300ps近い出力のエンジンにさらにモーターで過給という仕組みを「やり過ぎ」と判断する声も妥当と言えます。

  その一方で現実路線のクルマ作りをしているのが、マツダアテンザとそれに対抗して新たに登場するスバルの新型レガシィでしょうか。レガシィもほぼ現行とほぼ同じスペックのエンジンを引き継ぐことが北米発表されていますが、新たに日本にはボクサーディーゼルが投入されると言われています。

  マツダもスバルもお財布に優しくて強烈な加速が楽しめるクルマをお手頃な価格で売るというのを、戦略の柱に据えているようで、富裕層をターゲットにしていると公言するレクサスや日産の高級モデルとはまったく違った魅力があります。レクサスや日産は高性能なドイツ車に真っ向から対抗するために、日本ではかなりオーバースペックなクルマを意図的に作っています。この2つのブランドを批判する人々、レクサスや日産のクルマの根底にある金持ちが「見栄」を張るクルマとしての設計に醜さを感じるのでしょう。

  現実問題としてよっぽどの「上流階級」に所属していない限り、日本で生活するにあたって、アテンザやレガシィでも十分に満足できるんじゃないかなと思っています。これらのクルマで日本のいろいろな観光地に旅行してみればわかりますが、まあ十分に優越感に浸れます。高級車なんぞはメチャクチャハードスケジュールなVIPが都心の地下駐車場に眠らせているだけで、実際に東京の中心部を走っていても、周囲のクルマの7〜8割はタクシーだったりするわけです。

  ゆえに300万円程度で買えるアテンザやレガシィから、500万円は下らないレクサスや日産スカイラインに乗り換えるなら、純粋にクルマの性能面での上積みを評価して、それが必要か?というとレクサスやスカイラインにそれほどの優越性はないのかなという気がします。デカいエンジンにモーター積んでバッテリー積んで、あまりに重すぎてハンドリングが悪くなったから新開発のシステムを使う・・・。

  それでいてなにもやっていないシンプルなアテンザやレガシィと同程度の燃費。ハイパワーなのは魅力ですが、加速勝負となると、アテンザやレガシィのディーゼルよりもさらにアドバンテージがあるのか? ハッキリと高性能なインフィニティQ50Sというスポーティなモデルが用意されるそうですが、こちらは700万円コースになると思われます。まあアテンザもレガシィもレクサスISもスカイラインも良いクルマだと思いますが、ベストなクルマを選ぶとなるとなかなか奥深いものです。







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posted by のっち at 05:11| Comment(0) | 全メーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月13日

日産ジュークとスバルXV

  マツダのディーラーに行ったら担当者がこう意気込んでいました。「アクセラはこのクラスの新しいスタンダードになるかもしれない!エポックメイキングなクルマだ!」 いつもは自社のクルマに関しては、かなり謙虚な方がここまで豹変するとは。今回のアクセラはいよいよ凄いことになっているらしいです・・・。

  人それぞれ感じ方は違うでしょうが、自分がアテンザ買ったときにはこの担当者は満足にマツダ車を褒められなくて、買いにきている自分がライバル車を引き合いに出して、このアテンザ(GH系)はこんなに凄いんだと、まるであべこべの商談だったことを考えると、人は変わるものですね・・・。

  新型アクセラの出来映えにはとりあえず大きな異論はないのですが、このクルマ自体がグローバルマーケットのど真ん中を目指して、しかも正攻法で作られているということに、やや「窮屈」さを感じます。斬新なデザインとは裏腹にコンセプト自体はありふれたものです。欧州のCセグハッチに対して日本メーカーのパッケージングの良さを生かした提案はいくらでもできると思うのですが、初代・先代とアクセラは欧州市場で評価を上げて来たこともあり、マツダにとっては「守るべきもの」という意識が高いようです。

  そんなマツダよりも日産やスバルのほうが自由な提案が出来る立場にあるのが逆に強みになっていて、欧州市場ではアクセラよりもむしろ日産ジュークやスバルXVの方が市場のニーズをガッチリ掴んでいる部分もあるようです。日産ジュークはそれほど騒がれてはいませんが、デビューとともにかなりのスピードで市場に受け入れられ、CセグSUVという、端から見ているととても「ゆる〜い」と思われるジャンルを作ってしまいました。

  フランスなど欧州ですでにジュークは大ヒットしていて、すぐさまプジョーが対抗モデルの2008を用意しました。スバルもXVを同時期に投入し、これまでのスバルのテイストを抑えた仕上げになっているのが印象的です。「スバル臭」をかなり軽減していて、鮮やかのオレンジをテーマカラーにするなど、いかにも新ジャンルであることを意識したクルマです。

  さらにシビックで欧州でも一定の地位を占めるホンダも、年内に対抗モデルを投入しますが、こちらもデザインに最大限の配慮がされています。独特の色使いはやはり小型車であることを考慮しつつも、スペシャルなモデルであることを盛んにアピールしています。この手のクルマが続々とヒットしてしまう状況はあまり歓迎できないなと思います。デザインの斬新さと使い勝手の良さばかりを先行させていて、クルマの基本性能自体はあまり考えられていない気がします。

  


posted by のっち at 03:06| Comment(0) | 全メーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月25日

スカイライン!アクセラ!レヴォーグ! 国産中型車の黄金時代到来か?

  ここ数年、日本メーカーが熾烈に燃費を争い続けてきましたが、その度に言われてきたのが「不毛な燃費競争」「エコしたいなら電車のるわ!」みたいな冷ややかな意見でした。ちょっと考えればわかることですが、「エコ」とは自動車の本質とは遠くかけ離れた存在でしかなかったりします。

  自動車が生活に必須な地域にお住まいの方もどんどん少なくなってきました。過疎地域の人口がさらに減っているというだけでなく、アマゾンや楽天を追いかけるようにスーパーもファミレスもファストフードも宅配サービスが広まり・・・というのは、まだまだ現実が見えていない意見なのかもしれませんが、確実に「自動車所有が不要」な時代へと進んではいると思います。

  結局のところ「クラウンHV」よりもホンダの「Nワン」の方が断然にエコなわけで、高級車としての体裁を保ったクルマがエコに背中を押されて売れているのは、残念ながらメーカーの術中にハマったとしか言いようがないです。「あくまで直4なんで高速での加速はかったるいですよ・・・」ということで、近所のスーパーに行くためのクラウンがそこそこに売れてしまっています。

  ハイブリッドがなんか違うかな?という懸念はプリウス登場時からずっと燻ってはいました。渋滞が嫌いで土日の昼間に混雑したところなんてほとんど行かない人にとっては、クラウンHVもレクサスIS300hも全く興味がないはずです。それよりも反対に振った「走り」のクルマがもっと出て来てもいいのではと思っていたのですが、「エコカー補助金」という迷走期間に翻弄されたようでなかなか出てきませんでした。どうやら民主党政権時代の経済低迷期では作るだけムダだと各社ともに考えていて「雌伏」の時を過ごしていたようです。

  ここに来てワクワクさせつつも実用性も高そうで欲しいと思わせてくれる国産車が「雨後のタケノコ」のように次々と出てきました。ここ数年のCセグ以上の国産車の国内市場での苦戦っぷりは悲惨なものだったこともあり、いずれのモデルも「クラス最高水準の燃費」「輸入車に負けないデザイン」「輸入車に負けない内装」「輸入車に負けない走行性能」のどれも十分に満たしています。

  具体的にはタイトルにある通りで「スカイライン」「アクセラ」「レヴォーグ」を指しているのですが、それぞれに日産・マツダ・スバルが日本市場での生き残りをかけて推敲を重ねた力作だなと改めて感じます。そしてこの3台の誕生に有形無形の影響を与えていると思われるのが、トヨタ・プリウスとマツダ・アテンザです。

  プリウスの欠点とアテンザの欠点を乗り超えたところに中型車の理想型があるのではないかと、まあ誰しもが薄々と感じているとは思います。鋭い加速とハンドリングを繰り出すプリウスのイメージと、日本の道路事情ももう少し配慮したアテンザのイメージを摺り合わせた結果が、「スカイライン」「アクセラ」「レヴォーグ」になっていると言えます。

  まだまだこの3台を乗り越えたところに、さらに素晴らしいクルマが現れるかもしれませんが、とりあえずはゴルフやBMW3といった凡庸な輸入車から主導権を取り返すくらいのレベルにはそれぞれ達していると思います。いよいよ国産の中型車が脚光を浴びる時代がやってくるのではないでしょうか?



posted by のっち at 04:29| Comment(0) | 全メーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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