2013年10月18日

アクセラ登場でついにトヨタが本気モード!そして何かが起こる・・・はず

  マツダにHV技術を提供したのはトヨタですが、アクセラのパッケージングの前にトヨタ車のシェアが奪われてしまう事態が現実になりそうです。日本の標準車は今や完全にBセグと軽自動車になっていますが、その中で「ちょっと余分」を取り入れたCセグのシェアを上手く掬い上げてきたプリウスですが、いよいよその売れ行きはやや雲行きが怪しくなってきています。

  まだまだ3代目(現行)プリウスの売り上げが十分なので、4代目の発表を意図的に後ろ倒しにしているようですが、トヨタが本気になったときにその「封印」が解き放たれることになりそうです。当初はこの「トヨタ・スイッチ」を押すのはゴルフやAクラスなどの輸入車だと思われていましたが、輸入車HBjはどうやら予想通りの反響とはなっていないようで、トヨタにとってはまだまだ余裕の状況です。年明けからプレミアムCセグで盛大に「空騒ぎ」をしたカーメディアはいったい何だったのでしょうか・・・。

  その一方でトヨタのハイブリッドのラインナップ拡張で、プリウスの存在意義も薄れるかと思われました。しかしプリウスのユニットを移植しているのは未だにレクサスCTのみであり、カローラやアクアとは差別化された上級HVモデルとして、価格に比して軽量化の為の高コストな鋼鈑を使うなど実際に価値のあるクルマ造りがされています。トヨタが全ラインナップをハイブリッド化したとしても、やはりハイブリッド専用車であるプリウスの価値は簡単には色褪せないようです。

  さて挑戦者のマツダは「運転して楽しいクルマと作る」と宣言していています。このコピーの裏には「ミニバンやハイブリッドカーではドライブは楽しめない」という暗にトヨタ車を揶揄する「前提」が自動的に作られています。しかしトヨタがミニバンやプリウスを総力を挙げて「完成度」の高い乗り物へと完成させたポリシーの気高さは、マツダのような「ヤンチャ」メーカーの掲げる理想などとは全く次元が違います。

  マツダは一部のクルマ好きの為に「快楽」をもたらすクルマを作っています。一方でトヨタは・・・。今日を生きて行く為にクルマを使う全ての人々に対して、いかに「罪悪感」を感じることなくクルマに乗ってもらうかを、世界最高のレベルで考え尽くしたメーカーだと思うのです。つまりクルマそのものが持つ「化石燃料を燃やしてCO2を排出する」という罪悪感から開放させることが、ユーザーにとっては最高の喜びだというわけです。世界一のトヨタとプリウスの世界的な成功は現実に起こっています。つまり世界は結局のところトヨタ>マツダなのです。

  新型アクセラがどこまでトヨタの偉大さに近づけるのかは、はっきりわかりません。しかしこのクルマをマツダは日本を代表する存在にすべく、マツダの持つ全ての技術を様々なグレードの中に織り込んで来ました。フラッグシップのアテンザと同じプラットフォームになり、最先端の運転補助システムを片っ端から標準装備する手法から、もはやVWやBMWよりも「ドイツ車らしい」安全装備のクルマと言っていいほどです。いよいよ「巨人トヨタ」が再び眠りから覚めて、さらなる壮大な理想を掲げたクルマを世に出す時が迫っているようです。





posted by のっち at 05:52| Comment(1) | トヨタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月04日

トヨタの新型車は確かに変わったが・・・

  トヨタ車は去年あたりから、デザインに高い付加価値を見出すクルマ作りを上級ラインナップを中心に初めました。この流れが続けば、来年にFMCが予定されているマークXにも大きな期待が持てるでしょう。早くもFF&ダウンサイジングターボ化などの情報が飛び交っていますが、日本では不人気のパサートにそっくりなFF車をそのまま出してくるとは考えにくいです。

  トヨタがレクサスISやMCでフェイスリフトしたSAIなどで見せた、中型3BOXデザインを見ると、改めてトヨタデザインの長所が感じられます。日産やホンダの中型車デザインと比べて、大きくは変わらないのですがトヨタのデザインは個性を出す部分を極力抑えて、おとなしくまとめる傾向があります。さすがにISの前身車種であるアルティツァのデザインが今も十分通用するというつもりはありませんが、同時期の日産プリメーラや5ナンバー時代のレガシィ、E46BMW3と比べれば、劣化が少ないと言えます。

  トヨタデザインの見事なところは一定の上級モデルに関しては、アヴァンギャルドさをできるだけ排除して、「抑えて」作る点だと思います。それはまさに日本を代表する自動車メーカーとしての「自覚」が成せる技だと思います。口の悪い評論家は、トヨタはたとえ他のメーカーよりも少し劣っていても、最強の営業ネットワークが十分に仕事をして、台数をしっかり出すなどと罵りますが、客観的に見てトヨタのデザインが他の日本メーカーに劣っていることはないと思います、唯一の例外といえるメーカーを除いては・・・。

  クルマに先進性とアヴァンギャルドなデザインを要求する「口うるさい」ユーザーは、トヨタ車は個性が薄いと繰り返し主張します。しかし彼らが称賛するクルマもまた大概はトヨタデザインよりも早く朽ち果てていきます。トヨタが確立を急ぐレクサスはアウディを手本にしていると言われています。今のところ評論家の論調は9:1くらいの割合でアウディのデザインが勝っていると断じているようですが、あと10年経ったときにはこの状況はおそらく逆転しているでしょう。私が思うに、すでにレクサスはアウディを大きく上回る魅力を獲得しているといえます。

  2000年代中盤のアウディのデザインが猛威をふるった第1期といえるコンセプトは終焉を迎えていて、特に中型車(A4~6)はかつての魅力を失いつつあります。先日のフランクフルトモーターショーでアウディは次世代の中型車コンセプトを複数出品していますが、まもなく第2期のモデルが登場するようです。

  アウディの第1期は自動車デザインの一つの理想型として、小賢しい意匠を施した日本の高級モデルを貶めるときに、多くのモータージャーナリストが「伝家の宝刀」とばかりに引き合いに出して来ました。もちろん日産出身の日本人デザイナーが作ったと知った上で、堂々と欧州車の正当性を主張する図太さがプロのモータージャーナリストの手口なのですが・・・。

  トヨタがアウディにレクサスの手本を求めた理由はおそらく、アウディのデザインがトヨタのテイストに合っていると感じたからだと思います。いやそうではなく、アウディが具現化した「シンプルな美しさ」を本来の身上としていたのが、歴代のトヨタデザインでありその系譜を受け継いだ結果アウディが成功を収めたと表現するのが自然な気がします。

  トヨタデザインが世界へ与えた影響について良く言われるのが、カリーナEDが世界初の4ドアクーペだ!といった言い分だったりしますが、もっと解りやすい例があります。ポルシェがマツダRX-7FC3Sの酷いパクリを「プアマンズ・ポルシェ」と辛辣に批判したことでしられるポルシェ944は、スープラの前身車種として知られるトヨタセリカXX(1981年デビュー)のデザインに酷似しています。

  一時期のトヨタは最終デザインの役員審査が非常に難関で、過激なデザインのクルマが全て不合格になってしまい、デザインが低調になっていきましたが、近年はその制度が改められ「高級車を中心に」魅力デザインあるデザインへと回帰しているようです。

  ただ経営戦略上、日本市場でのトヨタの圧倒的なシェアを考えると、北米版カローラのような良いデザインの低価格車はなかなか出せないようです。同様にトヨタ86もレクサスISも絶妙なバランスの中で「部分的な魅力」を売りにしたクルマなのだと思います。今後トヨタはレクサスブランドの上級車種でマセラティのようなスポーティなラグジュアリーセダンとクーペを企画しているようですが、そこでは「全開」の魅力を誇るデザインが登場するようです。

  400万円以上のクルマで「ちょっと本気」出して、800万円以上のクルマで「全力投球」するという戦略は、そもそも間違ってはいないのですが、トヨタブランドの最大の特徴である、敷居の低さや親しみを感じるイメージを長年にわたって日本で振りまいてきた伝統はなかなか変えられるものではないのも事実です。ドイツプレミアムブランドみたいなクルマを突如として作り始めて、「かっこいいけどやや高いかな」という感想を持ってしまうトヨタ車には一抹の寂しさを感じてしまいます。








posted by のっち at 11:46| Comment(1) | トヨタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月18日

カローラはいったい何週遅れだと言うのか?

  日本で幅を効かせる輸入車メーカーが挙って小型車を日本に導入しています。そのせいもあってか、日本の小型車の代名詞と言うほどの名門車種カローラの存在感が一気に霞んでしまいました。トヨタ以外の日本メーカーと日本で人気のドイツメーカーは各クラスで激しく戦っていてライバル関係がはっきりしているのですが、国内専用モデルのカローラは例えばVWのどのクルマのライバルなのかはっきりしなくなっていて、他社の新型車との比較でもほとんど登場しなくなってしまいました・・・。

  結局のところカローラが「ガラパゴス化」したということなのですが、カローラサイズのクルマは世界のどこへ行っても無いかというと、決してそんなことはないのです。欧州にだって中国にだってカローラの影響を大きく受けていると思われるクルマがたくさん見られます。

  かつてカローラのライバルに日産サニーとホンダシビックというクルマがありました。ご存知のようにこの3台が争っていたころのカローラは国内販売トップが定位置の大ヒットカーでした。2台のライバルは日本ではカローラにまったく歯が立たないので海外市場を目指しました。カローラと戦うために様々な技術が注ぎ込まれたクルマなら、海外市場でゴルフなどの後進的な小型車を相手にすれば負けるはずはないと考えたホンダはシビックを大型化して、目論み通りに北米・欧州で大ヒットさせることに成功しました。

  その一方で国内のめぼしいライバルを失ったカローラは突如として輝きを失いました。なまじ日本で売れ過ぎてしまったので、海外向けに作り変えるという発想はまったくと言っていいほどなく、新規の投資は別のクルマに回されたようです。カローラの海外生産は北米を除いてはコスト最優先のノッチバック生産(旧型の生産設備をそのまま輸出し海外で旧型を生産する)が採られました。北米カローラはブレイドをベースにしたクルマで、日本ではオーリスに近いものが作られています。

  トヨタのクルマ作り戦略はライバルを徹底的に研究して、そのよい点を完璧にコピーした上でライバルよりもパッケージが優れたクルマを作り上げ、最後は自慢の販売網で売りまくることです。たとえベンツSクラスだろうがBMW3シリーズであろうが、トヨタがロックオンしたら、もはや蛇に睨まれたカエルでしかありませんでした。しかし肝心のそのライバルがいなければトヨタのクルマ作りは混迷を極めることがしばしばあります。

  例えばハイブリッドの先駆的存在と言われるプリウスは初期投資こそ軽量化に相当な投入を行いましたが、ライバル不在をいいことに3代目に至ってもデザイン面での進化がほとんど見られませんでした。もし対等なライバルがいたならば、更なる努力を積み重ねてさらに良いデザインになったであろうし、乗り心地ももっと良くなったことでしょう。

  去年ほとんど何もインパクトを残さないFMCをしてしまったカローラ。沢村慎太郎氏は日本人の義侠心からか、それほど悪くないと一生懸命に持ち上げていましたが、やはり販売状況は予想以上に思わしくありません。トヨタが自らの手でアクアを大ヒットさせコンパクトカーのスタンダードを大きく変えておきながら、旧態依然で価格なりのエンジンをそのまま載せられた新型カローラは、誰の目にもトヨタによる「ネグレスト」としか思えない有様でした。開発者が責任転嫁を匂わせるかのように「開発コストの壁が・・・」とか「プリウスに使われる鋼板が使えれば・・・」などといった泣き言を連発していたのも滑稽でしかなかったです。

  ただトヨタばかりを責められない事情もあります。カローラはほんの数年前まではベストセラーカーであり、シビックやサニーを海外へ押しのけた伝説的名車です。それがわずか数年でこれまでの偉業がすべて無かったことにされ、手のひら返しをした評論家連中によって、VWゴルフと比べると全ての面で劣っているクルマの烙印を押されました。それに見事に誘導されている日本のユーザーも浅はかと言えます。トヨタにしてみたらカローラよりもプリウスやミニバンが売れてくれたほうが利益が出る訳なので、評論家もトヨタもグルです。

  その結果、車体剛性で上回る欧州車は高速道路でも安心だけど、カローラでは危険すぎるといった「迷信」がクルマ評論全体に溢れ還りました。よく考えればわかることですが時速100kmで事故ればどんなクルマだって生存率は低くなります。それでも大前提として1100kgのカローラと1400kgのゴルフでは制動性能に大幅な違いがあります。当然重量のある欧州車の方が強力なブレーキを備えていますが、実際の制動距離を比べれば軽量を生かしてカローラの方に分があるくらいなのです。同じドライバーが運転すれば事故率はカローラの方がはるかに低いはずです。

  カローラを選ぶかどうかは個人の問題ですが、決して現行カローラもクルマの基本性能が低いわけではないのです(沢村さんが言っているので確かでしょう)。トヨタもそのつもりで発売したようですが、ステレオタイプでミーハーな評論家が意味不明なネガティブキャンペーンを張るまでもなく、訴求性を感じられないクルマであることは確かです。再来年にはこのクルマをベースとしたスポーツカーが出るようです。また評論家達は何事もなかったように手のひらを返すのでしょうか?


↓いくら企業戦略とはいえ、もうちょっと「カローラ」ブランドを大事にしてほしいと思います。

posted by のっち at 14:35| Comment(0) | トヨタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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