2013年06月04日

GT-Rの開発が再開したとある情報筋から聞いた!

  日曜日に東京ミッドタウンにクルマで行って来ました。日曜日ということで地下駐車場の「華やかさ」は異常と言えるほどでした。さすがは日本のお金持ちが群れをなして住んでいる赤坂・六本木です。こんな地下駐車場に堂々と入っていける「日本車」って何があるだろう?とか真剣に考えてしまいました。そもそも日本には1000万円クラスの「2ドア」があまりなかったりします。カタログモデルだと現行では「R35GT-R」だけですね。再来年にはホンダ「NSX」が復活するらしいのですが、初代NSXとはデザインコンセプトがだいぶ違うようで、イタリアのスーパーカーをモチーフにしている辺りに「ポリシーの無さ」を感じてしまいます。そもそも開発もほとんどがアメリカで行われているようで、日本人からしてみると「コルベット」をホンダの北米工場で「OEM生産?」くらいの感覚で、ちょっとシラケてしまいます。

  「純和風」のスーパーカーとして親しみが持てる「R35GT-R」も日産の新しいEVスポーツ「インフィニティ・エマージE」やHVラグジュアリークーペ「インフィニティ・エッセンス」に道を譲って引退になりそうな気配になっています。それでもどちらの「後継モデル」にもGT-Rが持っていた「世界一」の看板を受け継ぐ「走り」のポテンシャルはないようで、どことなく「雰囲気」だけで作ってしまった感があり、最近のメルセデスっぽくて残念です(日産はそういうのが大嫌いなメーカーだったはず・・・)。

  最近、意外な情報筋から(かなり信憑性?なんですが)日産がGT-Rの次期モデル開発に着手したという噂を聞きました。日産の社員からもたらされた情報のようです。もし本当なら日産としては久々の「テンションがアガるる」話題です。現行で唯一と言っていい国産スーパーカーで、マセラティやアストンマーティンと余裕で肩を並べられるクルマがこのまま無くなってしまうのは、世界遺産の姫路城や法隆寺が焼失してしまう以上の「痛手」と言えます。

  日本のスポーツカーのレベルは確実に世界最高水準なのですが、そういう文化を楽しむ「環境」を日本政府が許してくれないのがツラいですね・・・。速度無制限区間を日本の大動脈に設置して、GT-Rなら新幹線より早く到着できるようにすれば、高性能車がバンバン売れるようになって、日本の景気もさらに上向くのではないかと思います。ヨーロッパではランエボやGT-Rがとても評価されていて、メルセデスはさりげなく「A45AMG」と「CLA45AMG」でランエボのコンセプトを完全にパクってますし(AMGにいきなり4気筒ですか、AMGファンは大ショックですよね・・・)、クルマ作りを再開したマクラーレンも当然ながら「V12」とか使っているのかと思いきや、メインのエンジンは「3.8LのV6ターボ」だそうで、これは!!!と思ったらやはり基本設計は日産のものを使っています。簡単にいうとGT-Rのエンジンを使ってフェラーリやランボルギーニに対抗するクルマを作っているわけです。

  ドイツにもBMWやポルシェといった優秀な「エンジンサプライヤー」が居ますが、これらを差し置いて日本で開発された「スポーツエンジン」が欧州を席巻しているのに、日本国内では「自動車行政」のマズさから、素晴らしい日本製エンジンの恩恵を享受できていません(クルマは売れないし、生産・開発拠点の海外流出が止まらない)。そればかりか、新型「NSX」のように「国籍変更」するクルマも現れだす始末です・・・。レクサスやインフィニティも新型スーパーカーの投入時期を見計らっているようですが、開発や販売地域の主体が北米に移っていて(おそらく生産も)、発売されたとしても「日本車」ということを意識できる点はほとんど無いだろうと思います。

  日産はインフィニティQ50を栃木工場で生産開始したようで北米では発売開始みたいです(やはり北米重視だな・・・)、スカイラインも日本設計がこれで最後になるという噂で、次からは「アメ車」になるのかな・・・。それでも次期GT-Rが本当に発売されるなら同じラインで作られるはずなので、頑張って働いてなんとかして(ちょっと無理してでも)購入してみたいですね(赤坂に乗っていきたいです)。



posted by のっち at 05:56| Comment(0) | 日産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月02日

日産はドイツメーカー以上に日本市場を愚弄している。

  かつては「全ての技術で世界一」を目指していたはずの日産が、「ダメな日本車」の代名詞になりつつある。日産に限った話ではないが、若い人が「乗りたい」と思って手が出せるクルマを長い事作らない状態になっている。その一方で、海外で売っている「廉価モデル」だけはやたらと充実していて、日本のクルマ好きをがっかりさせ続けている。廉価モデルだからだめというわけでなく、フランスの親会社の意向でか海外市場でやたらと「低価格戦略」を展開している日産ルノーグループは、ドイツのVWシュコダセアトグループと韓国のヒュンダイキアグループと並んで、「新興国」シフトをが進んでいる。この3グループに共通するのが、クルマの「組立精度」の低さだ。タイ・メキシコ・東欧・南アで大量に製造していて1台当たりの単価はトヨタやGMを大きく下回るわりに、営業利益はしっかり確保している。結論として製品の「組立精度」に差がついてしまう。そんなクルマを日本市場に「輸入して」売っていて拡大の方向だ。

  トヨタやマツダの新型車が大ヒットしていて街中に増えているが、それと同じくらいに目につくのが日産の「絶版車」だ。モデル廃止から10年以上経過してなお、シルビアの人気は凄まじいものがある。日産が後継車をまったく作らないだけでなく、当時の日産車の基本性能の高さからみれば、今のクルマなんてまったく魅力を感じないと言わんばかりの「大義名分」のせいか、シルビアだけでなく、34以前のスカイラインやグロリアなどもよく見かける。もはやかつての「最高の技術を誇った」日産はほんの一部でしかなく、製品のほとんどが、「趣味性ゼロ」の実用車ばかりになってしまった日産のラインナップをみれば当然のことに思える。

  日産が日本でどんなクルマを売ろうが勝手なのかもしれないが、Kカーとミニバン以外は「日本無視」という姿勢は、もはや「第2のVW」だ。クルマに関心がない層に「商用車にまともなシートを付けただけ」のコンパクトカーを売る付ける戦略をとっていて、その一辺倒になってきているだけにやたらと車種が豊富だ。さらに車名もころころ変わって、もはや車名で車格がすぐにわかる人は相当の「日産マニア」だ。北米・なぜ中国・東南アジア向けの廉価車を全て日本に投入する理由もよくわからないし、それら小型車を「マーチ」のブランドで全て統一しても差し支えないように思うのだが・・・。ラティオが「マーチセダン」でノートが「マーチスーパーチャージャー」とか「マーチメダリスト」という車名で良さそうだ。

  「マーチ」「ノート」「ラティオ」と言われると、この3台にはいちおう序列があるように「錯覚」してしまうが、どれもトヨタの「ヴィッツ」のライバル車に過ぎない。いずれもKカーより安い「超廉価車」だ。それでも同じようなクルマを平気で200万円以上で売るVWに比べれば「良心的」だし、日産なりの「こだわり」もあって決して悪いクルマではないが、「シルビア」や「スカイライン」から乗り換えるクルマにはどうやってもなれない。そんな「クオリティカー」メーカーだった日産が、VWを真似たようなラインナップを世界中に撒き散らしている姿をファンなら見たくはないだろう。シルビアやプリメーラのような2Lクラスのクルマをしっかりとラインナップして、ドイツ勢でもVWではなく、MB・BMW・アウディをしっかりと迎え撃ってほしいと思う。

↓今でも日産のブランドイメージを支えているのはこの「絶版車」2台です。最近では中古車市場でも絶滅危惧種になっているとか・・・


  
posted by のっち at 14:47| Comment(2) | 日産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月28日

日産は300万円以下でクオリティカーを作る気はないらしい

  日産が悪いのか、ルノーが悪いのかは分からないが、日本市場における日産のラインナップは「二極化」が極端すぎるように感じる。日産は北米市場においては11900ドルという破格の低価格で「ヴァーサ(ラティオ)セダン(Cセグセダン)」を売っていて、これがシボレー「スパーク(Bセグコンパクト)」やキア「リオ(Cセグセダン)」よりも安い。大手メーカーでは「最廉価」のクルマを売っているのだ。ちなみに、日本でヒットしているVWの「up!」や「ポロ」は北米市場には投入されていないし、トヨタ「ヤリス(ヴィッツ)」は14370ドルに設定されている。北米では「日産」といえば韓国メーカー以上の「安物メーカー」として知られている。

  日産の日本でのラインナップもこの北米最低価格の「ラティオ」やタイ生産で北米未投入の「マーチ」など、日産が世界で売っている「廉価モデル」を詰め合わせたものになっている。日本では日産に「安物」イメージはあまり感じなかったが、実際に近くの「日産プリンス」にズラッと並べられているクルマを見ると、1台も欲しいクルマが見当たらなかったりする。「日産」がクルマ好きが見てこれほど興味が湧かないディーラーに成り果てているのは残念だ(最近では高級車に商機があるようでフーガが目玉価格で置かれていたりしますが・・・)。

  なんで日産はこんなメーカーになってしまったのか? 理由はいろいろ思いつくが、まずは2000年代に「マーチ」と「キューブ」が大ヒットして、小型車の「デザイン」に自信を持ってしまったことじゃないだろうか。高級車に比べて大ヒットを連発する小型車の開発陣ばかりが出世?していった結果、だれも高級車の開発を企画しようとも思わないし、そういった企画はカルロス=ゴーン社長が率先して指示しない限りはまったく開発許可が降りないそうだ。また新たにノートが大ヒットしているが、これでこの傾向はさらに一層強くなっていくだろう。

  日産の高級車の販売実績は急速に低下していて、日産のファンは販売実績が多いディーラーへと移る傾向があるらしい。地域の旗艦店舗でないディーラーにとっては忌まわしい傾向であるし、高級車の販売に消極的になる気持ちもよくわかる。そもそもディーラーがフーガやスカイラインが日本ではヒットするわけがないと決めつけている感もある。アメリカではガソリン価格が安く、シュールガスの産出によりガソリン価格も中長期的に安定するとの見通しもあり、北米のフーガやスカイラインは3.7Lエンジンが搭載されている。スカイラインだけ比較しても北米は日本の20倍以上の売上があるので、作られるモデルのほとんどは日本向けの2.5Lではなく3.7Lになっている。新型スカイラインも当然ながら北米市場を中心に作られていて、日本市場の実情とはかけ離れたモデルになってしまうようだ。新たに3.5L+HVのユニットが話題になっているが、これもせいぜい10lm/L程度の燃費しかでない。これでは「BMWアクティブハイブリッド」みたいなもので、日本ではほとんど売れないだろう。

  日産が日本市場で売れると考えるクルマを売る事は結構だが、日産のブランドイメージがどんどん低下しているのは、やはりディーラーの店頭に魅力がないからだと思う。今では傘下のディーラーで売るクルマがないから「軽自動車」の発売を再開するようだ。このままでは「ダイハツ」「スズキ」「ホンダ」「ニッサン」と4大「Kカー」メーカー時代が始まってしまうのだろうか。「昔はGT-Rとかいうスゴいクルマを作っていたんだけどな・・・」などと言われるようになりそうだ。  (次回に続く)

↓この本は面白かったです。これ読むと日産車(スカイラインやR35GT-Rなど)に乗りたくなりますね。

posted by のっち at 21:55| Comment(0) | 日産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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